春の情景が美しくて、かえるのがーちゃんは池の中の魚達に伝えようとします。
ところが見たこともない情景を理解できません。
がーちゃんは困ってしまいますが・・・。
美しいものを見た感動を共有したいがーちゃんの気持ちがよく伝わってきます。
お話は意外な展開で、がーちゃんの安心に落ち着きます。
きれいだね、と言って、そうだね、と言ってくれる相手の存在あってこその
春の情景。
きっと、お花見の醍醐味もこんなところにあるのでしょう。
子ども時代はお花見の良さが全然わかりませんでしたから、
この絵本で「春を愛でる」ことを教えてあげられるかもしれませんね。