![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
『ぶたのたね』から20年(絵本館版の初版が1989年)、『また ぶたのたね』からはや4年。 続く第3弾は『またまた ぶたのたね』。 「はしるのが とてもおそい おおかみがいた。どんなにおそいかというと・・・」 やっぱり御馴染みのフレーズで始まるのです。そして、3度目登場きつねはかせにもらった「ぶたのたね」にまたまた驚くおおかみくん、期待以上の進歩のなさには子どもも大人も大爆笑!その一貫性にはしびれますねえ。追いかけられたり、火にかけられそうになったりと、危機が重なるぶた達にも相変わらず一切悲壮感が漂っていません。ぶたが走っているだけでこんなに笑えるなんてこと、あるんですねえ。 さて、前作での植木鉢には驚かされましたが、今度の展開にも思わず「そうくるか!」、予想のつかない出来事が繰り広げられます。極めておおかみらしい行動、とだけお伝えしておきましょう。どの作品から読んでも楽しめるこのシリーズですが、3冊を通して読んでみるのもオススメです。一つだけ大きく進化しているところを発見しちゃいました。探してみてくださいね。大爆笑の後のじんわり来る笑いもまた味わい深くたまりません。ああ、楽しい。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
「ぶたのたね」「また ぶたのたね」ファンのみなさま、おまたせしました!!ぶたのたねシリーズ第3弾! あさ めをさまして、おおかみはおどろいた。「わあ、すごい。ぶたの実だあ」 ついに、ぶたのまるやきをたべることができるのか!?結末は、読んでのおたのしみ!! 『ぶたのたね』から20年。『また ぶたのたね』から4年。予想出来ない展開、ユーモアあふれるナンセンス。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
このシリーズのおおかみはホントにとことんついていないですね〜。
小さいお子さんたちには、繰り返し繰り返し上手く『ぶたを食べることができない』オオカミの言動が、楽しいのかもしれませんね。
ただ、うちの下の子が、あまりにおおかみの肩を持って、このかわいそうな状況に怒るので、私までここまでしなくていいのにと思うようになってしまって…。
「またまた」は、続きが気になるので探してきましたが、このシリーズの話は個人的にもういいよ。と思ってしまいました。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子11歳)
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