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
少女・ベラは、犬をつれて、絵本のなかをおさんぽしています。ページをよこぎると、そのとき......あれ? 犬がきえちゃった!「えほんが いぬを たべちゃった!」そこへ友だちのベンがやってきました。しらべにいくと......あれ? ベンもきえちゃった!困ったベラは、ページのあいだにはいっていくことにしました! 絵本から、みんなを無事に助けだしてあげられるかな?

『This book just ate my dog!』が原題。
この題名に、表紙の女の子のまなざし。
ええ、目が合ったら読まずにはいられませんね。(笑)
少女ベラが犬を連れてお散歩するのですが、
犬がページを横切ると、ページの中に消えてしまう、という趣向。
確かに、本の特性を逆手に取って、この隙間に消える(=食べる)という発想は見事です。
後半にはベラすら消えてしまい、ビックリですが、究極の解決法があったのですね。
それが、参加型なのですね。
確かに、この迫力、たまりません。
ただ、絵本が食べる、という表現の違和感は確かに残ります。
絵本そのものの価値観が揺らぐというか…。
評価が分かれるところでしょうか。 (レイラさん 50代・ママ )
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