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絵本紹介
2022.06.14
夏休みに入ると、多くの人が頭を抱える「読書感想文」がやってきます。いくら夏休みが長いといっても、イベント事や旅行など色々予定の入る中で、我が子が作品と出会い、読破し、感想を原稿用紙に埋めていく……。読書好きならいざ知らず、普段活字をあまり読まない子であれば、なおさらハードルは上がっていきます。
それならいっそ、今年は少し早めに、読書感想文向きの作品を選んでみてはいかがでしょう?
絵本ナビではすでに読書感想文の課題図書に選ばれた作品を紹介しています。
そして、この記事では、各出版社がおすすめする、これからの季節にぴったりの児童書をまとめました。
「2022年 読書感想文・課題図書」と「今年は早めに! 読書感想文で読みたい児童書」、この2つの記事を読めば、お子さんとの親和性の高い作品が、きっと見つかるはずです。子どもに手渡す前に、まずはパパママから。気になる作品をチェックしてみてください。
出版社からの内容紹介
おしりたんていスピンオフシリーズ第1巻。
主人公はラッキーキャットのすず!
おしりたんていファイルシリーズから数年後。
ラッキーキャットの手伝いを続けるすずは、自分のやりたいことがわからず、もんもんとする日々。そんなとき、学生時代からの親友・あずきにさそわれ、もう一人の親友・グレねえと3人でルームシェアをすることに!
あずきのかんちがいで実は超高額だった家賃を支払うために、アルバイトにあけくれながら、なかよし3人組の新生活(またたびデイズ)がはじまる!
この書籍を作った人
トロルは田中陽子(作担当・1976年生まれ)と深澤将秀(絵担当・1981年)によるコンビの作家。
出版社からの内容紹介
細川糸子と同級生の、町田良子、坂巻まみ、滝島径介。そして、転校生の日野恵。この5人の視点で語られる、5つの物語。
6年1組・細川糸子。がさつで粗雑と言われるが、そのまっすぐな言葉は、かかわる人に時に大きな影響を与えることを、当の本人は知るよしもない。おいしいものを食べることが生きがい。
糸子が盲腸で入院している間に転校してきた日野恵。糸子との距離をグイグイつめて親友であろうとするが、糸子にはその真意がはかりかね、消耗するばかり……。転校すればリセットできる。新しい自分になれる、そう思っていたけど、わたしはニセモノの仮面をかぶっていただけ。そんなわたしに本当の友だちなんてできるはずがない。
町田良子。才色兼備でクールな一面の裏で、糸子との出会いによって、他者とかかわる心地よさに気づき、あるべき自分を探し求める。思いはことばにしなきゃ伝わらない。わたしもいつかきっと。
坂巻まみ。町田良子に憧れる気持ちの真ん中にある、自分自身の感情に気づき、疑い、うろたえて、やはりそうなんだと自覚し向き合う。いまはまだこの思いを言葉にして伝えることはしない。でもいつか、自分自身を好きになれたらそのときは。
滝島径介。母は深夜までスナックで働いている。アパートでふたり暮らしの生活。思いがすれちがう日々。話をしよう。母さんの気持ちを聞いて。オレの思いを伝えて。母さんに大事なことをあきらめてほしくない。オレもオレが幸せになることをあきらめたりなんてしない。ちょっと図々しくなればいい。だいじょうぶ。
前作『糸子の体重計』では5年生だった子どもたちは、6年生になった。
相変わらず、小さなことでいじけて、羨んで、けんかして。
うじうじ悩んで、転んだりへたりこんだり、だれかのせいにしたり、逃げたり。
そして迎える、卒業式。
この書籍を作った人
神奈川県に生まれる。『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞、『空へ』(小峰書店)で第39回日本児童文芸家協会賞を受賞。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。作品に『かあちゃん取扱説明書』『アポリア―あしたの風―』(共に童心社)「車夫」シリーズ(小峰書店)『カーネーション』(くもん出版)『ぼくらの一歩30人31脚』(アリス館)『トリガー』(ポプラ社)など作品多数。
この書籍を作った人
1965年、東京都生まれ。作品に『いえでででんしゃ』『いえでででんしゃはこしょうちゅう?』『ねこじまくん』『風の森のユイ』(以上、新日本出版社)、「バッテリー」T〜Y(教育画劇)、『りんごの木』『いちばん星、みっけ!』(ポプラ社)、『なまくら』(講談社)など多数。
出版社からの内容紹介
日本を代表する絵本作家・村上康成が初めて文章で描く、少年のひと夏の清新な物語!
クリオは、自然豊かな町にくらす10歳の少年。おじいちゃんから、「子どものころにつりにがした、湖のぬしのような巨大なさかな」の話を聞いたクリオは、そのさかなを自分がつりたい、と思うようになるが…? ホタルの飛ぶ夜、親友とのキャッチボール、まつりの金魚すくい、竹を切って作ったつりざおを手に山道を登るとき、耳について離れないツクツクボウシの声…。
自然の中で生きる少年のひと夏をまるごと描きだす、絵本作家ならではの清新な物語。カラーの挿絵多数。
この書籍を作った人
1955年、岐阜県生まれ。創作絵本をはじめ、ワイルドライフアート、オリジナルグッズなどで独自の世界を展開する、自然派アーティスト。「ピンクとスノーじいさん」(徳間書店)、「プレゼント」(BL出版)、「ようこそ森へ」(徳間書店)で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞、「ピンク!パール!」(徳間書店)で、ブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌、「なつのいけ」(ひかりのくに)で日本絵本賞大賞、「999ひきのきょうだいのおひっこし」(ひさかたチャイルド)が2012ドイツ児童文学賞にノミネートなど国内外で高く評価されている。主な作品に「星空キャンプ」(講談社)、「さかなつりにいこう!」(理論社)、「石のきもち」「くじらのバース」(ひさかたチャイルド)、新刊「どろんこ!どろんこ!」(講談社)など多数ある。伊豆高原と石垣島に、村上康成絵本ギャラリーがある。
出版社からの内容紹介
朝おきて、リビングルームにいくと、お母さんとお父さんが、鳥かごを見つめていた。
お母さんの足もとには、空のせんたくかごがたおれている。
お父さんのてのひらには、小鳥用のえさ箱がのっている。
「……チーパは?」
チーパがいなくなった。
その日から、ぼくの〈ヒニチジョウ〉がはじまったんだ。
思いがけない日々のなかで成長していく少年・イタルの物語。
出版社からの内容紹介
またも動き出したのら号に誘われ、のらネコたちは、9度目の旅へ。だが、旅の途上、大嵐に巻き込まれ、のら号は大破、クルーは散り散りに…。仲間たちは無事再会できるか!? そして、今度の「使命」とは? のら号クルー最大の危機の第9弾!
出版社からの内容紹介
ミシェルは長い間、闘病を続けている女の子。なかなか病気が治らないことであきらめかけていた時、窓の外から羽のはえた本をみつけ、手に入れた。ミシェルがその本を持ったまま眠ってしまうと、夢の中で山中伸弥先生に出会った。山中先生は羽のはえた本を広げていろいろな話をしてくれた。
家の中でボヤを起こした少年の頃の山中先生。高校生の時に父親を亡くし、医者になることを決心した。だが、手術がうまくできずに臨床医をあきらめたことも。研究医として生きていくためにアメリカの研究所にわたり、寝ずに研究に励んだ日々。帰国後、研究がうまくいかず、心が疲れてしまったこと。挫折の中で恩師の言葉と仲間の励ましであきらめずに研究を続けた結果、発見したiPS細胞とノーベル賞の受賞。今もiPS細胞で不治の病を治すために現在も研究を続けている。
山中先生の、好奇心を持ち続け、あきらめない姿勢は、闘病中のミシェルの心を勇気づけた。ミシェルは闘病に前向きになっていった。
出版社からの内容紹介
声を上げよう! 大好きなこの図書館を守るために──
インドに住むヤズミンは、本が大好きな女の子。本おじさんの〈まちかど図書館〉で本を借りるのが、毎日の楽しみだ。ところが、何者かの通報により、本おじさんは図書館を続けられなくなってしまう。本おじさんを助けたいヤズミンは、読んだ本と市長選挙をヒントに、あることを思いつく……。
ひとりの女の子が社会を動かす!
勇気と希望にみちたストーリー
*行動力、読書の力、選挙、異文化、SDGs(小さな図書館の活動など)…
これからの時代に大切なテーマがえがかれた作品です。
この書籍を作った人
翻訳家、エッセイスト。訳書に『中世の城日誌』(産経児童文化出版賞JR賞)、『ぼくだけのぶちまけ日記』(ともに岩波書店)、『せんそうがやってきた日』(鈴木出版)、『ピーターラビットのクリスマス』(文化出版局)、『ヤーガの走る家』(小学館)など。子どものころから筋金入りのネコ好き。紙芝居文化の会運営委員。
出版社からの内容紹介
背が低いことにコンプレックスを持つ13歳の野球少年・五十嵐純は、あるきっかけで、
見あげるほど背の高い老詩人と出会います。
彼に「言葉にならないも やもや」をスケッチブックに貼り付け、自分の思いをみつめるよう
勧められた純は、はじめて意識的に「言葉」と向き合い、格闘していきます。
老詩人との出会いや、親友との葛藤を通して成長していく少年の姿を描いた本作は、
読者の胸にきっと「言葉」の種を蒔いてくれることでしょう。(中学生から)
出版社からの内容紹介
昔、たくさんのかえるでにぎわった水辺。生き残りの孤独なかえるは、食べることをやめ、ソロ沼の守り神となっていた......。野生生物の生き様を目を凝らし続ける鬼才画家・舘野鴻が満を持して放つ、初の連作短編集。ばった、おさむし、やんま、あげは……生きものたちの濃厚なドラマを、美しい挿絵とともに丹念に描く。
この書籍を作った人
1968年、神奈川県横浜市に生まれる。札幌学院大学中退。幼少時より熊田千佳慕氏に師事。1986年北海道へ渡り、昆虫を中心に生物の観察を続けるが、大学在学中に演劇、舞踏、音楽と出会い舞台に上がる。その後、舞台美術等の仕事をしながら音楽活動と昆虫採集を続ける。1996年神奈川県秦野に居を移してからは、生物調査の傍ら本格的に生物画の仕事を始め、図鑑や児童書の生物画、解剖図プレートなどを手がける。絵本に『しでむし』『ぎふちょう』、『こまゆばち』(澤口たまみ・文)『なつのはやしのいいにおい』、生物画の仕事に『ニューワイド学研の図鑑生き物のくらし』『ジュニア学研の図鑑魚』、『世界の美しき鳥の羽根鳥たちが成し遂げてきた進化が見える』などがある。
出版社からの内容紹介
言葉遊びの達人が豊かな経験に基づいて選んだ、とびきり楽しい詩のアンソロジー。 谷川俊太郎、まどみちお、工藤直子、川崎洋など、言葉使いの名人による詩が57篇。 思わず声に出して遊んでみたくなります。発売以来大好評。
この書籍を作った人
パフォーミング・アーテイスト 京都生まれ。東京女子大卒。劇団四季・仮面座を経て、1977年、詩人谷川俊太郎らと「ことばあそびの会」を設立。以来一貫して“ことば・パフォーマンス”の道を歩き詩やことばあそびをステージ構成し、表現するジャンルを確立。子ども向けのステージ「やってきたアラマ先生」は全国を巡演し500回を声、NHK教育テレビ「あいうえお」にもレギュラー出演中。著書に『いっしょにあそぶ?』(冨山房)『ことばじゃ ことばじゃ ことばじゃ』(太郎次郎社)、『しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩』(冨山房)、『あいうえおとaiueoがあいうえお』(小学館)などがある。
この書籍を作った人
1947年埼玉県秩父生まれ。絵本に「くろずみ小太郎旅日記」シリーズ(クレヨンハウス)、『おせんとおこま』(ブロンズ新社)、『みずくみに』(小峰書店/第20回日本絵本賞受賞)、『ふようどのふよこちゃん』(理論社)、「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ(福音館書店/その1で、第49回小学館児童出版文化賞受賞)、挿絵に「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社/第11回赤い鳥さし絵賞受賞)などがある。絵本の読み語り講演で、股旅姿で全国を渡り歩いている。