「おでんざむらい」衝撃の登場から、はや2年。 ひらた・おでんの活躍ぶりの惚れ惚れしながらも「どうしておでんなの?」「何者なの?」 そんな疑問が拭えないまま悶々と二年間を過ごしたのであります。(大げさ!?) ひらた・おでんが にやりとわらえば さくらのはなにも はなちょうちん 新しいうたからも察せられる通り、今度の登場は桜の季節。 そして、何だかちょっと浮れ気味のおでんさむらいなのです。 気になる看板娘のみっちゃんを、ちらりちらり・・・。 それでもお女中さんが、悪者にからまれているとあらば、黙ってはいられないおでん。 強敵相手に、おとものかぶへいと、桜吹雪を背景に、派手な戦いを繰り広げます。
このシリーズの魅力は、穏やかな空気の流れる江戸の町。 だからこそ、妖怪やお化けも人に紛れて普通に暮らしている・・・のが大前提。 決して妖怪=悪者ではないのです。 時には、おでんの様な侍がおばけを助けたりもするのです。 (まぁ、おでんのお供が「かぶへい」な訳だし。) 「この時代は、本当にこんな暮らしだったのかもしれない。」と思えてしまうから不思議です。
ひらた・おでんの人格も、ちらほら見えてきた今回のお話。 本に挟まれている解説には、なんと作者御本人から「ひらた・おでん」の名前の秘密が・・・!こちらも要チェック。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
こんやは、おとものかぶとむし、かぶへいとぶらりぶらりとお花見をしておりますひらた・おでんでございます。 しかし桜の花よりも、おでんが気にしているのは、どうやら茶店の看板娘おみっちゃんのよう……。 そこに、聞こえる女の悲鳴。かけつけたおでんとかぶへいの相手は、お女中にからむがらの悪いさむらい。実はようかいどくぐもだったのでありました。くもの糸攻撃にかぶへいもつかまってしまいます。 弱いものいじめにはだまっていられない、こんやもおでんの必殺剣がひかります。
前作の「こぶまきの巻き」も、私の読み聞かせボラで大活躍!
〜の巻き!のタイトルに、第2弾・第3弾・・・
とつづくことを期待してましたが、やっと出ました!
本屋さんで見付けると即購入しました (^◇^)
前作同様にひらたおでんと、おとものかぶへいが江戸の町の平和を見守ります。
今回の作品はおでんさむらいの恋事情も織り込まれていて、少々おませなお話しになってますが
歌舞伎風の悪人も新たに加わり、たちまわりの場面ではノリノリで読んでしまいました。(#^.^#)
子どもたちは「へんな顔〜」ってずっと笑ってましてけどね!
「ふぅ〜ん、昔はこんなお店が並んでたんだ〜」
「おいしそうなお団子だね!」
江戸の賑やかな町並みを感じられるところも子どもたちにはかなり新鮮だったようで
読後も何度もめくっては眺めてました。
次回作もまた、どんなお話しの展開が待ってるのか?
おでんさむらいの恋の行方も気になるところで・・・
次回作も楽しみです! (かおりせんせいさん 30代・ママ 女の子9歳、男の子6歳)
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