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家の事情で町のおじさんのところで暮すことになったリディア。いっぱいの花を育てて、飾り気のないおじさんの店を華やかにする。笑顔を見せないおじさんのために秘密の計画を進める。
大恐慌のさなか、家の経済的な事情で親戚のジムおじさんのパン屋で働きながら暮らすことになった女の子、リディアのおはなしです。リディアの書く手紙だけで構成されたスタイルが、想像力をかき立てます。
リディアは得意のガーデニングでパン屋のお店を花いっぱいにして、店も大盛況。はじめは殺風景だったページが、リディアの育てた花のおかげでどんどんと明るくなり、周りの人たちまで笑顔になっていく様は、見ていて幸せな気分になります。「4月の雨は、5月の花をもたらす」「ガーデニングに終わりなし」などの素敵なセリフにもうきうきしました。
決して笑わなかったおじさんが、1000回ニッコリするのと同じプレゼントを贈ってくれたシーンでは、感動して思わず涙が出てしまいました。この本大好きです。
(クッチーナママさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子5歳、男の子2歳)
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