実際にコガネグモを飼い、つぶさに観察した作者による絵本。エサを獲るさま、巣のはり方、卵を産む様子などが見事に描かれます。「かがくのとも」で植物や昆虫を描き続けてきた甲斐信枝さんの作品をハードカバーでお届けします。限定出版になりますので、この機会をお見逃しなく。
作者の、こがねぐも観察記録、といったところでしょうか。
物置部屋に持ち帰り、ずっと「飼育」してみた、というのですから、
びっくりですね。
表紙のグロテスクな容姿にたじろいでしまうかもしれませんが、
冒頭から、「こがねぐもって おもしろい いきものなんですよ。」と
語りかけられるので、興味を持ってしまいます。
なんと、えさも自ら与えていた、というからすごいです。
お刺身もOKなんてびっくりです。
獲物を糸で捕らえる様子が、克明な絵で描かれます。
くもの糸の不思議もよくわかりますね。
でもやっぱり圧巻はこぐもたちの誕生です。
くもに親近感がわきますよ。 (レイラさん 40代・ママ 男の子16歳、男の子13歳)
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