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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

うみさちやまさち」 みんなの声

うみさちやまさち 作:舟崎 克彦
絵:赤羽 末吉
出版社:あかね書房 あかね書房の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:1995年
ISBN:9784251008268
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,360
みんなの声 総数 9
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  • 古事記。
    子どもの頃に聞かせてもらって、とても印象に残った「うみさちとやまさち」。改めて読んでみると、メリハリのきいた登場人物やストーリーや海の宮殿の豪華さなど、なるほど…子どもにも分かりやすかったんだな、と納得。

    物語もさることながら、絵が素敵です。特に海の中の世界の色が美しく、うっとりします。タイトルページの首飾りと勾玉の色の絵も、そのまま飾っておきたいぐらい。

    手元に置いておきたい、一冊です。

    投稿日:2022/11/10

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  • 雰囲気のある絵

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子4歳

    赤羽 末吉さんの雰囲気のある絵が
    古事記にはぴったりです。
    これが漫画チックな絵だと子どもは
    とっつきやすいかもしれませんが印象は残りにくいでしょうし、
    リアルな絵やかわいい絵もマッチしません。
    赤羽 末吉さんの絵を見たら、他を想像しにくいです。

    子供が大きくなってから、また読んであげたいです。
    そして、子どもがいなくなっても
    おばあちゃんになって自分のためにまた読みたいです。

    投稿日:2020/05/09

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  •  1986年、トモ企画により刊行された絵本。その後1995年にあかね書房から初版が出て、2004年11月の時点で13刷を発行。長く親しまれている絵本。
     古式ゆかしい「絵巻物」を連想させる横長の作りで、本を開くと62センチ前後になり、迫力満点。そこに古代の香りが漂ってきそうな王朝風の上品で素朴な絵。神話を物語る雰囲気を、現代の印刷技術でどうやったら表現できるか?を追求した作者たちの工夫の数々が素晴らしい。
     巻末には二人の解説・あとがきがしっかり書かれており、この話の前後の話や、調査の様子などがわかり、イメージだけの想像ではなく、しっかりと資料に裏付けを取ったうえで、作品を創り上げたことがわかる。大御所たちの夢の競演。実に豪華な絵本だ。

     うみさち、やまさちは、海で仕事をする兄と山で仕事をする弟(三男)の兄弟間のもめごとの話だ。弟が、たまには別の仕事がしたいといって、兄に無理に仕事を交換してもらうが、兄の大事にしている釣り針をなくしてしまう。
     弟は謝るが、兄は許さず…という、形で話がどんどん展開していく。最終的には、謝っている人を許さなかった兄が散々な目に遭うのだが、私はこの結末に納得がいかない。
     だいたい、ワガママを通したのは弟の方であり、借りたものをなくしたのも弟だ。そもそも兄は、弟に押し切られるかたちでイヤイヤ「仕事を交換する」ことに同意したのであり、本来、ひどい目に遭うゆわれもなかったのではないか…いや、ここには書かれていないが、兄は性格や普段の行いが悪かったのか?!

     兄弟がある人は、兄・姉と弟・妹の間で、不公平だ!ともめた経験がある人も多いと思う。特に末っ子はなにかと可愛がられたり、特別扱い。昔話でも、上の兄弟は性格が悪くひどい目に遭うが、下の子は性格もよく良い結果を得るという話が多くないだろうか?

     私は下の兄弟に、親が思いっきりエコヒイキして嫌な思いをした経験があるので、そのような不快感が常に付きまとう話であった。古来より、兄弟間は不仲で問題が絶えず、エコヒイキは神話の時代から存在し続けるものなのだろうか。いずれにせよ、古事記では、人間関係、兄弟間、親類間でのもめごとが多くあり、生々しい。
     神話の世界なのに、妙にリアルだ。パンチの効いた結末は、読後感などがいろいろに別れると思う。考えさせられた作品で、印象に残った。

    投稿日:2019/08/27

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  • なつかしい!

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、女の子3歳

    私もこどもの頃に読んだ、
    うみさちひことやまさちひこのお話。

    やまさちひこが兄の釣り針をなくしてしまったところから
    話が始まります。

    自分の矢をつぶしてたくさんつりばりをつくったけど、
    そんなもんじゃダメだという兄・うみさちひこ。

    なんて無理なことを言う兄なんだろう?
    このあとどうなるんだろう?

    そうドキドキしながら読んだのを、今でも覚えています。
    7歳の息子も、一生懸命、お話についてきています。

    元々、国語の教科書「いなばのしろうさぎ」を読んで、
    日本の神話に興味を持った息子。

    今こうして私も息子と読み返してみると、30年経った今でも、
    すさのおの話、うみさちやまさちの話、
    日本の神話には、面白い話が多いものだと改めて気付きました。

    投稿日:2014/07/22

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  • やりすぎは神と言えども良くないのね

    日本の神話シリーズの最終話です。
    これまでの神話とのつながりはなく突然な感じですが
    つながりの部分は絵本になっていないだけらしいです(解説による)

    さて、海の神が怒りすぎて山の神に無理難題を突き付けるところから
    お話が始まります。
    このお話を読んでいて、やっぱりやりすぎ(怒りすぎ)は
    いけないなぁ・・と思いました。
    人に接する態度というのは、まわりまわって自分の身に返ってくる
    といいますが、この海の神も同じく大変な目に。
    神様でさえこのような結果になるのだから
    人間の私たちも程々に怒ったり、怒りをコントロールしたり
    人への接し方を学ばなければなりませんよね。

    古事記はとても古い神話ですが
    今の世でも十分通じる人間臭いお話だな〜と思いました。

    6歳の息子、お話は理解できたようですが・・・
    反応はイマイチでした。

    投稿日:2014/03/18

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  • 今までは?

    • AAさん
    • 40代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子10歳、女の子8歳

    5巻までしっかり満喫して、とうとう最終巻。
    「うみさちやまさち」も独立した昔話のように思っていました。
    お話自体は面白かったですが、私としてはちょっと残念なことがあります。

    1〜5巻まではそれぞれの巻で盛り上がりはありながら、話は繋がっていました。これが古事記の流れなんだなあと感じることができたのですが、最終巻にもかかわらず、前と繋がらず「どうしてこの巻だけこうしたのかな?」
    と疑問に思いました。
    ちょっと調べてみたら5巻から6巻の話の間には何代もたっているようです。

    「うみさちやまさち」のお話については、確かに海幸は何度誤っても許してくれず心の狭い人だとは思いましたが、何も山幸があそこまで仕返しをすることはないんではないかというのが、うちの親子の感想です。

    このシリーズは今まで全く興味のなかった古事記の世界をわかりやすく伝えてくれて、とても面白かったです。
    子供も楽しみましたが、私のほうがはまってしまって、その後現代文に訳された古事記の物語を読みました。
    こんな年になって新しい世界を広げてくれたこのシリーズに感謝します。

    投稿日:2012/05/18

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  • 兄弟の関係

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子18歳、男の子16歳

    日本の神話第六巻。
    時代が下り、海の魚を釣る仕事を持つ海幸と、けものをとる仕事を持つ山幸のエピソード。
    ある日、弟の山幸は、兄の海幸に、仕事を交換しよう、と言い出すのです。
    しぶしぶ承諾しただけに、海幸は、山幸が自分の大事な釣針をなくして激怒します。
    かくして山幸が途方に暮れていると、神でもある老人が、海の宮殿へ行くよう指南して
    くれるのです。
    運命の出会いがありますが、不思議な出来事が次々と起こり、そのエピソードは神秘的で
    すらあります。
    神々の兄弟げんかはさすがにすごいですね。
    時代が下り、田の存在が印象的でした。ラストの舞の意味もびっくりです。
    一種の教訓話かもしれません。伝えよう、という思いを感じました。
    この作品も、赤羽末吉さんが文献を詳しく調べて描いたもので、
    それだけに見応えがあると思います。

    投稿日:2012/02/15

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  • 絵を見てほしかった

    日本の神話に興味を示し始めた息子。

    赤羽さんの絵のものもあったなあと思い読み聞かせしてみました。

    残念ながら息子は耳で聞いたのみで絵をあまり見てくれなかったのですが、絵が素晴しいこの絵本。

    ぜひ絵を見てほしかったなあと思いました。

    また機会があれば読み聞かせしてみたいと思います。

    投稿日:2010/08/27

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  • 神話の絵本

     日本の神話シリーズ(全六巻)のうちの第六巻です。 
     1986年に発行されていたものを、あかね書房から新たに復刊したものです。
     画家である赤羽末吉氏の挿画がすばらしく、古典の世界をみごとに表現してあります。
     海・山・太陽・月などは元より、竈には火の神が、節分のときに玄関にかざる鰯の頭にも神様が宿っているそうな。日本には、自然にそれぞれ神様がいると考えられています。それが、自然と共生していく、他者を敬う心につながっているように感じます。
     古事記や日本書記をすべて読み解くのは大変ですが、この絵本を読むと、そういった古典のすばらしさに目を向けてみないとな〜と思わずにいられません。

    投稿日:2007/03/31

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