また あえるよ」 みんなの声

また あえるよ 作:ユン・ヨリム
絵:アンニョン・タル
訳:わたなべなおこ
出版社:パイ インターナショナル パイ インターナショナルの特集ページがあります!
税込価格:\1,485
発行日:2024年02月15日
ISBN:9784756258373
評価スコア 4.5
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  • 少子化がとまらない。
     国は一生懸命多くの手当を支給し経済的支援に乗り出しているが、
     少子化は単に経済的な事情だけではないと思う。
     むしろ、子供を育てていくなかで心理的な支援が求められているのではないだろうか。
     少子化は日本だけにとどまらない。
     韓国でも事情は同じだ。
     その韓国で、この絵本『またあえるよ』は「ママたちの育児書」として支持されたという。
     書いたのは、1970年生まれのユン・ヨリムさん。(絵はアンニョン・タルさん)
     描かれているのは、「分離不安」という感情。

     子どもがお母さんの顔が見えないと不安になって泣き出してしまったり、
     逆に親が子どものことが心配で目が離せなくなったり。
     誰もが子育てをしている時に経験する感情だが、
     それでももしかして自分は、あるいは自分の子どもは重症かもしれない。
     つい、そんなことを考えてしまったりする。
     そんな人たちに、この絵本は「だいじょうぶ。また あえるから」と
     やさしく教えてくれる。
     「ママたちの育児書」と称賛される所以だ。

     それは「分離不安」だけでなく、
     育児中に起こるさまざまな不安も少しだけ心をゆるやかにすれば
     癒されることが多いことを示唆しているように思う。
     そういう心の支援が整ってはじめて、少子化という問題は改善の方向に行くのではないだろうか。

    投稿日:2024/06/09

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  • 子どもとお母さん

    子どもと離れてくらす時間をお母さんの側から描いています。
    子どもに安心感を与える絵本です。
    極めて日常的な内容ですが、障がい者の生活介助デイサービスで働く身として、この絵本が特別のものに思えました。
    理由があってグループホームと家庭を行き来しながら通ってくる人、事情があってショートステイを利用する人、様々だからです。
    親から離れる心細さは、健常の子よりも大きいかもしれません。
    そんな子たちに、安心感を伝えられる1冊かも知れません。
    また会えるから心配しないでと、安心感を伝えたい絵本です。

    投稿日:2024/06/08

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  • 今おかあさんやおとうさんの人、これからおかあさんやおとうさんになる人に、勇気や力を与えてくれる一冊です。

    「こんなこと、あったあった!」の連続。保育園に預けていく時、わが子がこの世の終わりかのような泣き叫び声を出しているのを聞きながら仕事に向かう、胸が張り裂けそうになったのを思い出しました。

    子どもの不安そうな表情や悲しさを爆発させている様子を見ると、自分も不安になるし、どうしていいか途方に暮れますよね。そんな時、絵もあったかほんわかのこの本が心を優しく包んでくれます。

    (泣き叫んでいたわが子、母になりました)

    投稿日:2024/02/01

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