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もりのなか」 みんなの声

もりのなか 文・絵:マリー・ホール・エッツ
訳:まさき るりこ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1963年12月
ISBN:9784834000160
評価スコア 4.59
評価ランキング 5,318
みんなの声 総数 211
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  • エッツさんに出会えた幸せ

    • きみたまきみたさん
    • 50代
    • パパ
    • 東京都
    • 女の子19歳、男の子17歳、女の子15歳、女の子3歳

    「ぼくの さんぽに ついてきました」という言葉が繰り返されるうちに、子どもも大人も、森のなかに引き込まれていきます。
    いつまでも森で動物達と遊んでいたい。
    けれど、絵本には終りがあります。
    読み終わった時、森のなかからぽっと抜け出したような感覚が、じんわりと残ります。

    「もりのなか」は、とても長寿の絵本です。
    そしてエッツ作品は、現在、20冊くらいが邦訳されています。
    私は、「もりのなか」の他に、「わたしとあそんで」「ちいさなふるいじどうしゃ」「またもりへ」などを持っています。
    どれも、おしまいの言葉が心に浸み込んでくる絵本です。

    私は、「もりのなか」を読み返すと、息子が2歳の時、風邪で保育園をお休みした日に、布団の中から30回連続でこの絵本だけの読み聞かせをせがまれ、流石に往生した事を必ず思い出します。

    あなたもぜひ、子ども達をエッツさんに出会わせてあげて下さい。その幸せのための最良の最初の一冊です。

    そして、「もりのなか」を読み聞かせる時は、是非とも子ども達を膝の上に座らせて、後ろから静かに語りかけて頂ければ嬉しいです。

    物語が、親と子どもを温かく包み込んでくれる絵本。
    私にとって、とても大切な一冊です。

    投稿日:2020/11/26

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  • 子ども心の深層心理

    地味ですが、落ち着いてゆったり読むと、深い喜びに満ちた絵本です。
    登場する動物たちは、よく見ると、みなユニークで、魅力的です。
    大人と違って、子どもにとって、動物と友達になることは、憧れでありつつ、より現実的なことのように感じます。
    子どもは、主人公の”ぼく”と一緒に森の中を探検し遊び、何か心の中に現実世界とは異次元の世界を持つように感じます。
    5.6才にお勧めです。

    投稿日:2017/08/19

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  • 自分に向けて。

    この絵本、最初の印象は
    「のんびり進む感じで、なんかイライラする〜」だった。
    だから、あんまり読み聞かせしてなかった。

    3回目に読んだとき、気づいた。

    主人公が動物たちへ接するときに
    急がせたり、強制したりしない。
    そして、必ず待ってあげる。
    動物たちが何をしているか、よく観察している。
    あ〜・・・これは親と子の関係なのかな?と思った。

    ついつい親は、先に進みたいと思ってしまうけど
    もっと、のんびり、ゆっくり子どもたちの時間に
    寄り添いながら見守ろうよ。

    そんなメッセージなのかな?

    主人公のパパのように、いつでも
    子どもの声に耳を傾け寄り添える、そんな大人で居たいと
    再認識させてくれた絵本です。

    息子は1ページごとに現れる動物たちの様子を
    見つめながら自分なりの解釈をして楽しんでいます。
    お気に入りの1冊です。

    投稿日:2010/06/23

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    2
  • 以前と感じ方がまた変わっていた

    この絵本、10年ほど前に私自身が友人からプレゼントしてもらったことのあるもので、その当時読んだ時はすごく寂しさが残ったんです。
    色も白黒だし、お話もすごく不思議で人間はほとんど一人しか出てこないし、動物たちは消えちゃうし‥で全然当時は好きになれませんでした。

    最近見つけてあー懐かしいなぁって思いながら子供に読み聞かせてみました。
    10年経って読んでみた感想は、なんだか不思議な心地よさ。
    相変わらず静けさは終始漂う絵本なのですが、動物たちがなぜか主人公に惹きつけられてみんなで音を奏でながら個性を持ちながら行進していく様子。
    みんなで満喫した後、お父さんが迎えに来て、動物たちは消えてしまう。けれど主人公はみんなに「また来るからね」と呼びかける。
    なんだ、お父さんはちゃんと迎えに来てくれるし、主人公も動物たちをちゃんと忘れず思いやっているじゃない。

    子供を持った今そんなふうに思うことができました。
    子供がドキドキする世界に足を踏み出しても、必ず最後には親が見守り迎えに来てくれる‥なんだか親の安心感みたいなのを感じました。
    今は私が娘達に安心を与えられる存在なんだなぁって。守ってあげるからねって。

    読む環境によって感じ方がこんなにも違うのかと不思議な気持ちになりました。
    今ではとてもよい絵本だなと思えます。

    投稿日:2012/04/08

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    1
  • 山陽さんおすすめだったので

    以前新聞で、神田山陽さんがこの本オススメ!と強力プッシュだったので、一度読んでみたくて、図書館で借りました。
    最初は
    「あれ〜…絵本、カラーじゃないんだ…」
    と正直がっかりしたのですが。

    森の中で、少年が動物たちにであって…。
    少年の夢だったのかまことなのか、何とも不思議な世界がこのモノトーンの中で無限に広がるのです!不思議な事に。
    これが、詳細まで分かるカラーだったら、読み手もそこまで想像できないのかも。
    ちょっとレトロな感じの絵で、ほんとに
    「これぞ絵本だ!」
    と言う王道の絵本。

    息子も何度も読んでとせがんできました。

    投稿日:2009/05/03

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    1
  • 大きな森

    紙の帽子をかぶり、新しいラッパをもったぼくは、森へ散歩にでかけます。そこで出会った動物たちと、楽しく時間をすごします。

    モノトーンで描かれた小さな絵なのですが、とても味わい深くて、色々な思いが心に浮かびます。
    暗くて深い森はもしかしたら怖い場所かもしれません。でも、この絵本ではちっとも怖くありません。ぼくは自然に森にいて、動物たちと遊んで、自然に森を出ます。

    1ページ目を開いたとき、ふと『大きな森の小さな家』が浮かんだのですが、作者はウィスコンシン州出身とのこと。同じ森なのかもしれないな、ウィスコンシン州の森はやさしいのかな、と思いました。

    守られて、安心して、ほっとして、のびのびとした時間が流れる一冊。名作だと思います。

    投稿日:2023/02/07

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  • 謎が残る

    全てモノクロという珍しい絵本。
    私は明るい色合いの本を選びがちなのですが、こちらは気になっていたので読んでみました。

    とても不思議な絵本ですよね。
    沢山出てくる動物はみんなどこかユニークで、
    特にうさぎは、みんなが大きな声を出したり手をたたいたりする中、ずっと何にも言わず、
    かくれんぼうをしても、うさぎだけは隠れないでずっと座っている。
    このうさぎの行動がどういう意味をもっているのかが私には理解できませんでした。
    繰り返し読むことで伝わるものがあるのかもしれませんね。

    投稿日:2020/09/09

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  • ハマる子はハマります!

    上と下の娘、それぞれに読み聞かせました。姉はファンタジーの世界にすんなりと入って動物たちの表情やしぐさをじっくり見ていたのに対し、妹は白黒のイラストが怖かったのか集中していない様子で聞いていました。

    私はとても大好きな絵本で、下の子も飛びついて楽しんでくれると思っていたので意外でしたが…(笑)小学生くらいの子の方が少し深い部分まで考えながら楽しめるのかもしれません。

    でも、みんなではんかちおとしやろんどんばし、かくれんぼをしているページは、知っている遊びが出てきて親近感があったようです。

    お迎えに来たお父さんの言葉があったかくて、そんなふうに子どもと向き合ってあげられる素敵な姿勢を見習いたいです。続編がまたさらに素晴らしいので、ぜひ2冊同時に読むことをおすすめします!

    投稿日:2020/07/27

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  • 不思議と…

    おすすめ絵本でよく見ていた絵本なので気になっていたので購入してみました。三歳の子に読んでみました。カラフルではなく、落ち着いた色合いの絵本だったのでどうかなぁと思いましたが、最後まで楽しそうに見入っていました。それぞれの動物たちが支度したり、行進している姿を真似したりと面白い要素が沢山あったようです。

    投稿日:2019/10/26

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  • 初めてのモノクロ絵本

    • ててちんさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子4歳、男の子3歳

    子供たちにとって、初の全モノクロ絵本。

    茶色のくまさん、が出てくるのですが、なんと、
    「茶色ちゃうで、黒やで」
    「黒ちゃうで、しろくまやで!」
    と、くまさんの色についての議論が始まりました!!

    ・・・なんと言って説明したら良いかわからず、
    「そやなぁ・・・」と流す、情けない母。。

    いつもカラーばかりなので、モノクロで自分で色を想像する、というのも、とても良い経験なのかもしれません。

    投稿日:2019/08/16

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