題名通り、れんこんくんは“はずかしがりや”なので目立ちません。だから、みんなもれんこんくの良いところなんて考えたことがありません。で、考えてみると... という話なのですが、新潟県小学校図書館協議会主催の第38回読書感想文コンクールの新潟県課題図書になった本だそうです。
正直なところ、初めて読んだ時には、すごくいい!と感動したわけではありませんでした。「誰にでもよいところはある」みたいな「他を認める本なんだな」と思いました。
ところが、我が家では最近、この本がとても役立っています。ウチの息子、小さい時にはなかったのに、小学校に入って一皮むけたようで、「目立つことはかっこういい!」と思う気持ちが強くなり、これが時としては問題行動に.... そんな時に、この本を思い出し、読み聞かせました。
「目立たなくても格好いい。目立つばかりがいいわけではない。」 こう考え方、生き方(大袈裟かな?)もあることを気づかせたり思い出させる為に、息子にはとても必要な本です。
そのことに気付いてから、なるほど、だから課題図書になったのかもと思うようになりました。本って、色々な立場になって、しっくりとくることってあるものなんですね。そんな思いをさせてくれた本です。