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ぷっくり ぽっこり(偕成社)
穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!
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味のあるアニタローベルのイラストに惹かれ、手に取りました。 戦争する2つの国の境に住む母親。二人の息子とジャガイモ畑をまもるために、高い塀を築きます。 でも大きくなった息子たちは、塀の外を知りたくなって出ていきます。なんと兄は東の国の将軍に、弟は西の国の司令官になってしまうのです。 予想とは全く違う内容のお話だったのでびっくりしましたが、賢い母親によって、争いがなくなって良かったです。
投稿日:2022/05/23
戦争をしている国の間で、ジャガイモを作って暮らす母子。 『第八森のこどもたち』で、農家のおばさんたちが 自分たちの食料を与えているお話を読んでいたので、 この話で自分たちだけ蓄えているのに 自己中な印象を最初受けました。 でも、息子たちが兵隊に憧れ、出ていく場面は切なく、 私も息子二人を育てているので できるだけ戦争から遠ざけたいという母親の気持ちがよくわかり、 私だったらどうするだろうと思いながら読みました。 最後のかあちゃんの演技や固い信念には拍手をしたいぐらい かっこよかったです。 戦争はどの国でも起こってほしくないと 母親になると余計強く思います。
投稿日:2019/10/07
題名から食育絵本かなあ、と思っていたら、さにあらず。 戦争の愚かさを静かに語るストーリーでした。 谷の家で、ジャガイモを作りながら平和に暮らしていた 母ちゃんと息子たち。 ところが、兵士たちのかっこよさに、息子たちは志願して兵隊になってしますのですね。 もちろん、その愚かさに気がつきます。 かあちゃんが一芝居しての訓示には迫力があります。 そして、終盤の息子たちの姿には説得力がありますね。 ナチスの強制収容所から救出された経験を持つ作者だからこそ にじみ出る平和への思いが伝わってきます。 小学校高学年くらいから、戦争の愚かさを感じてほしいです。
投稿日:2019/01/15
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