雪童子と子どもの、心温まるお話になっています。ちょっとどきどきして怖いような気もするけど、心があったかくなります。雪の日の絵がとても美しいと感じました。真っ白い雪の中の赤い毛布。雪の中を歩いているこども、真っ青な空を見上げる熊の毛皮の雪童子、真っ赤な下をもつ雪狼、、、。それぞれの色が醸し出す雰囲気にはっとさせられます。正座、夜空、雪一面の様子。どれも透明感あふれる絵になっていて、どんどんお話に吸い込まれていきます。絵本となっていますが読み込んでいくには子どもには難しいかもしれません。むしろ中学生以上、そして大人たちが読み、心ふるわせてほしい。