この絵本を読む前までマヌルネコをほとんど知りませんでした。こんなにかわいい魅力あふれる猫ちゃんだったとは!
世界最古とも言われるマヌルネコは、モンゴル等に住んでる野生ネコです。
その見た目はモフモフで、さながらタヌキのようでもありますが、眼光は鋭く、一度見たら忘れられないインパクトです。
そしてその特性がまたすごい!
しっぽをフリフリして催眠術をかけて獲物を仕留めたり、敵からは石の術で身を隠したり。
特に「だるまさんがころんだ」からの〜失敗シーンには大笑いしました。なんてかわいいんでしょう・・!
さらに野生猫ならではの苦労や、生きていくたくましさもしっかり伝わりました。
たけがみたえさんの版画絵も、毛の一本一本、羽の一枚一枚が丁寧に描かれていて大迫力!
この1冊で誰でもマヌルネコのトリコになること間違いなし!動物園で本物のマヌルネコに会いに行きたくなりました。