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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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壺の中」 ママの声

壺の中 作:安野雅一郎
絵:安野 光雅
出版社:童話屋
税込価格:\1,815
発行日:1982年10月
ISBN:9784924684119
評価スコア 4.67
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みんなの声 総数 26
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  • 10!=3628800

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    10!とは10の階乗、つまり1×2×3×4×5×6×7×8×9×10のこと。
    理屈ではわかりますが、イメージとしてはつかみにくいですね。
    そこで、美しい数学の登場です。
    壺の中に海があって、そこに1つの島があり、そこに2つの国があり、
    それぞれに3つの山があり・・・。
    ほらね、だんだんわかってきましたか?
    後半は、それぞれの数を点で表します。
    すると、その数のイメージが視覚的に体感できるというわけです。
    羅列する数字にめまいがするかもしれませんが、
    要はその壮大な世界を感じ取れれば良いと思います。
    私だって、3628800なんて覚えられません!
    ほら、この壺の美しさ、愛でたくなりませんか?
    蓋を開けて覗いてみたくなるでしょう?
    その感性だと思います。
    子どもから大人まで、楽しんでほしい作品です。

    投稿日:2010/07/31

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    5
  • 魔法みたい

    • みぽみぽさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 女の子13歳、女の子9歳、女の子4歳

    「魔法みたいだね・・・」
    この絵本を読むと いつも娘が言います。

    とてもきれいな 安野光雄さんの絵が素敵です。
    絵に引き込まれながら 絵本を読み進めていくと
    なんだか 「かぞえうたを聴いているみたいだね」と娘が言います。
    不思議なことに この絵本は実は算数の階乗を体感する絵本だったりもするのです。

    魔法みたい・・と娘が言うように ただかぞえうた的に聴いていただけなのに 数の不思議さにビックリしている娘がいます。

    巻末に 絵本の中に出てくる しま くに やま しろ・・・
    をそれぞれちいさな赤丸で表してくれています。
    ここがまた 圧巻なのです。
    何度も読んでいるのでわかっているはずの娘が いつもまん丸お目目になるのが とっても楽しい母なのでした。

    投稿日:2009/01/03

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    4
  • 美しい数の世界

    数の不思議を題材にした絵本、好きです。子供に絵本を読むようになって初めて存在を知ったものばかりなのですが、自分が子供の頃にこんな絵本に出会っていたら良かったと残念に思います。

    この絵本は階乗を題材にしたもので、そのとてつもない増え方を、不思議な魅力を感じながら理解することができます。

    数学で階乗を学ぶとき、この絵本を読んだらきっと多くの生徒がすっきり理解できるだろう!と思います。

    投稿日:2011/09/07

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    3
  • もう一度

    算数の時にはさほど難しさを感じなかったのに、数学に関しては難しく感じていた文系が得意な私です。

    ですから、ついぞ数学が美しいという観点は一度も考えてきませんでした。

    数学が美しいと感じる人がおられるとわかったのは、数学者の藤原正彦さんの著書からです。

    この絵本は数学といっても、物語調に進行し、途中でああ数学の絵本だったのだと、気づかされます。

    子どもの頃に、こういうきれいな絵の絵本で数学への入り口を感じられたら、ひょっとしたらですが、数学が今よりも好きになっていたのかもしれないと思えました。

    壺の中という着想もおもしろいです。

    安野光雅さんは、数学の絵本もたくさん出していらっしゃるようですし、他の本でも遅ればせながらもう一度数学を勉強したくなりました。

    投稿日:2011/09/07

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    3
  • すごく好き!

    大人が喜んでしまいそうな数学絵本です。

    1つのしまに2つの国
    国にはそれぞれ3つの山
    山それぞれに4つの城、、、

    計算していくと膨大な数に。

    でもつい計算したくなってしまいますね。

    面白いのでおすすめです。私は、好みです。

    投稿日:2016/10/15

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    1
  • ミステリアスなさんすう

    神秘的な雰囲気を漂わせる壷。
    「壷」をわざわざ漢字にしているだけで、
    なんだか重厚な印象を受けます。
    決して触れてはいけない、けど、つい手が伸びてしまう
    そんな魅力のある壷です。

    実はコレ、さんすうの絵本ということに驚き!
    壷の中は海。そこに島が1つ。島には2つの国。
    2つの国には3つの山。3つの山には・・・。
    えーっと、えーっと・・・全部でいくつ?
    そんな感じです。
    算数なんて大嫌い!計算なんて、頭が痛くなる!!
    でも、手が伸びちゃうんですよ。この壷。

    この不思議が理解できるようになる頃、
    娘にも、絶対読んであげたい作品です!

    投稿日:2011/08/23

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    1
  • 一目でわかる倍数

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子7歳、男の子4歳

    掛け算を習い始める息子にどうかと購入しました。

    壷の中には、水があります。広い海のようです。
    海には1つの島がありました。島には2つの国がありました・・
    2つの国にはそれぞれ3つの山がありました。3つの山には・・
    という風に、どんどん数が増えていきます。

    最後にはとてつもない数になることを、後半では点で説明してます。
    感覚的な人間である私は、ページ一面の点に思わず感動!倍数が一目でわかります!
    この本にもっと早く出会ってたら、算数が得意になってたでしょうか??
    でも、少なくとも数が楽しく感じてたと思います。

    投稿日:2009/03/18

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    1
  • 高学年〜の学級文庫にぜひ!

    安野光雅さんの絵、安野雅一郎さん作の数学絵本シリーズの、
    階乗の絵本。
    階乗を習っていなくとも感覚を掴むことができる、
    とても美しい絵本だと思います。
    ただ、私が読み聞かせに選ぶなら、中高生以上向けかしら。
    集団読み聞かせではないなら、小学生にも
    じっくりその子の理解のペースに合わせて読みたいですが。
    パラレルワールドのおもしろさも、
    自分自身が中高生でハマっていた気がするので。
    安野さんの絵は基本的に遠目に向いていない緻密な絵ということもあり、
    1人1人にじっくり読んでもらいたい。
    小学校高学年〜の学級文庫などに表紙が見えるように
    置かれていると、ふと手に取るのでは?

    投稿日:2016/12/02

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  • ある意味、寝る前におすすめの一冊

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子10歳、女の子5歳

    自称「けいさんが大好き」な5歳の娘と読みました。

    壺の中に海があって、島があって
    そしてその島に国が二つあり、
    それぞれの国には3ずつお城があり・・・

    と、
    それぞれの、
    それぞれの、

    がどこまでも永遠に続く絵本で、
    さすがの計算好きの娘もお手あげでした。

    これは小学校2年生、かけざん九九を覚えた後に、
    もう一度親子で読んでみようと思います。

    一方そばで聞いていたのは10歳息子、
    二桁、三桁の掛け算もできるはずの自称「けいさんが苦手」な彼は、
    最初は頭の中で計算をしていたようですが、
    ふと気付くともう眠りに落ちていました。

    これはある意味寝る前に読むのがお勧めかもしれません。
    一生懸命計算しているうちに寝てしまう・・・。
    夢の中に、本で出てくる「島」とか「壺」とかが、出てきそうですけどね(笑)。

    投稿日:2016/11/29

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  • 壺の中のメルヘン

     「美しい数学シリーズ」の中の1冊。
    数学と聞いただけで、拒否反応を起こしてしまうほどの数学嫌いの私には、たとえ安野さんの呪文にかかっても、数学が「美しい」とは考えられないけれど、表紙の青い陶器は、純粋に美しい!!

     この美しい青い壺の中に、海があり、海には島が2つ、島には2つの国・・・。
    数学を離れ、いつのまにかメルヘンの世界へと引き込まれていく感じがします。
    まさに「旅の絵本」の世界ですね。
     安野さんの絵本は、レンガの1つ1つ、葉の1枚1枚に至るまで、
    本当に隅から隅まで楽しめます。
    娘も、「お姫さま、ウエディングドレス着てる!」「この犬、うちの○○みたいだね」と、細部の描写に見惚れたり、「ママは、どのおうちはいい?」と言って、2人で好みの家を選んだり、次ページの部屋の雰囲気やドアの形から、それがどの家の中なのかを当てたりしながら、数よりもまずは絵を楽しみました。

     そして、最後に、箱の中から10個の壺が現れたとき、改めて、今まで見てきたそれぞれの風景や、細々とした日用品もすべて、壺の中に存在する世界なんだと実感し、心の中に大きな宇宙が広がったような感覚を覚えます。
    娘も感嘆のため息!

     それから、思い出したように、引き出しの中から小さな小さなおもちゃの陶器を取り出してきました。アンティークのおもちゃのようなティーセットで、青い壺と同じ形をした陶器も、2cmほどの大きさです。
    それを手のひらに載せて、壺の中の世界を想像すると、本当に不思議の国へと吸い込まれていきそうな気がしました。

     高学年になっても、大人になっても、楽しめる絵本って、まだまだたくさんあるんですね。

     翌日、娘は、数学大好きのパパに、英語に訳して読んであげていました。
    パパも、夢中になって聞いていましたよ!

    投稿日:2013/09/14

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