原題は『il tondo』、イタリア語のようです。
実は先にほるぷ出版から出ている『まあるい まあるい』の訳で読んだのですが、
少し訳に違和感がある上、訳者の記載もなく、悶々としていたところ、
ブロンズ新社から来栖カイさんの訳で出版されてあるということで比較してみました。
嬉しいことに、原文も表記されています。
もちろん、イタリア語では読めませんが、
何となく、あ、こんな感じで訳をしたのだな、とわかり、嬉しくなりました。
たくさんの丸い形のものが登場し、「みんなまるい どれもまるい」という
シンプルな展開です。
かなり意訳になってしまうのですが、
私はこちらの訳の方がリズミカル、スタイリッシュのように感じました。
かなりアートな作品なので、どちらかというと大人向けかもしれませんね。