夜に、「よるくま」という黒くて小さなくまが、
お母さんを探しにやってきます。
そのよるくまが可愛いこと!!
男の子がしているようにぎゅっと抱きしめたくなります。
その可愛いよるくまに感情移入して読んでいると、
どんどん悲しい気持ちになってしまいます。
目が覚めたらお母さんがいない。
それはどんなに不安なことでしょう。
無事にお母さんと会えて、よるくまも男の子も安心して眠るのですが
なんだか切ない気持ちでいっぱいになりました。
「お父さんや他の家族がいないのに、子どもを一人に?」
「このお母さんくまは、毎日こうやってよるくまを一人にしているの?」
「お金で自転車を買ってあげるより、黒い涙が出るほどの悲しみを味わせないほうが大事じゃないか?」
私ももうすぐしたら復職する予定です。
息子にこんな悲しい思いだけはさせたくない、そう感じさせる絵本でした。
ちなみに1才の息子は、黙って聞いていて特に何の反応もなかったので
あまり積極的に読み聞かせはやめよう、と思っています。