本自体はとっても素敵だと思います。
まず、絵が素敵。安野光雅さんらしいやさしいタッチ。
そして、発想が斬新。
10人の子どもたちが隣の家に引っ越していく。
三角屋根のお家から子どもが減り、
四角い屋根のお家の子どもが増えていく。
子どもの姿は全員は見えなくて、想像力も必要。
10の概念を子どもに伝えることができる作りです。
この本は息子が3歳のときに買いました。
何度か読み聞かせようと試みましたが、
一切関心を示さずきれいなまんま本棚にあります。
今年息子は小学生になり、10の概念を学んでいます。
まず、10は「○と〇からできています」と覚えてきました。
そしてアッという間に、10になる足し算を覚え、
猛スピードで計算をこなしています。
算数はクラスで一番得意。
少しでも小さいうちに勉強を教えたい気持ちはわかる。
でも、算数なんて1年生からで全然OKなんです。
というか、未就学児に無理して覚えさせるのは時間の無駄。
3歳児に1か月かけて覚えさす量を、6歳児だったら30分で理解する。
その分、いっぱい遊んだほうがいいと思うんだがなあ。
結局我が家には不要な本でした。
幼少期に読み聞かせる絵本はただ楽しければいいんだけどなあ。