そばの大食いで有名な清さん、「そば清」と言われています。
どれだけ食べられるか賭け事をしているときに、うわばみの消化薬と思われる赤い草を口にしますが・・・
予想もしなかったオチに、ビックリしてしまいました。
消化にいいと思っていた草が、実は意外なものだったということで、お話的にはとても面白いです。
ただ、個人的にどうしても人が死んでしまう話は笑えないもので、ラストに気持ちのよさを味わうことはできませんでした。
川端さんの絵が工夫されていて、残酷さがないのはよくできています。
後記に、賭け事の危うさを強調したとのお話がありましたが、最近大食いも何かと問題になってきていますよね。
鼻からそばを出しながら必死に頑張る清さんには、思わずプッとふきだしてしまいましたが、やっぱり腹八分目がいいですね。