ぷっくり ぽっこり(偕成社)
穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!
てのひらを たいように(フレーベル館)
歌うと元気が湧いてくる!
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8件見つかりました
言葉の重みと、絵の重厚さがとてもマッチしていて、 ついつい手に取ってしまいました。 洞窟から聞こえてくる不思議な音。 オンドロロン、オンドロロン・・・。 それは岩に生えているキノコの仕業。 ところが、それを見た動物たちは、自分の胸の内の幻覚を見、 「おもいのたけ」をキノコに言うのですね。 ところが、その叫び声で、不気味に成長するキノコたち・・・。 一種シュールな世界です。 でも、本音を声に出すことで、精神的にすっきりする感覚には 共感してしまいます。 「おもいのたけ」というネーミングもいいですね。 田島征三さんの絵も迫力満点です。 キノコの造形に、脱帽です。
投稿日:2012/11/11
不思議なお話ですね。 人間のちょっとドロドロした部分が見えることが、絵本らしくない・・・といか、珍しいですよね。 でも、実はこのドロドロ感が、大人の私の心をつかんだように思います。 すごくリアル。 読み終わったときには、「おもいのたけ」があったらいいなーと思いました。
投稿日:2012/08/18
今の時代、本音でおもいのたけを言うのは、なかなかむずかしいですね。おもいのたけと、おもいの「茸」をかけたのが、おもしろいなと思いました。おもいの「茸」は、カウンセラーみたいです。 たくさんのおもいのたけで、ふくらんだおもいの茸は、ついにはじけてしまいます。やっぱり、言いたいことは言った方がいいのかな。 マットな色あいの絵が、よかったです。 わたしも、おもいの茸におもいのたけをぶつけたいです、、、
投稿日:2012/06/30
田島征三さんの描くきのこは青くて、洞窟の中ということもあって、とても不気味に見えました。 特に洞窟から飛び出してきたときのきのこにはいくつも顔が描かれていて、気持ち悪かったです。 なにか悪いことでも企んでいるきのこなのかと思いきや、 「心の中の思いを吐き出した」動物たちの心を浄化し、最後はたぶん胞子を飛ばすために、きれいな花火(?)を見せてくれただけでした。 お話自体は面白かったのですが、洞窟の中の話だメインなので、少し離れると絵がよく見えません。 意外とページ数があります。 「心の中の思い」(おもいのたけ)を聞く物語なので、あまり年齢が低い意味が分からないかもしれません。 読み聞かせに使うなら、4年生以上にお薦めします。
投稿日:2019/12/11
この絵本を見て、驚いたのは作者です。 きむらゆういちさんと書いてあるではないですか。 きっとわが子が赤ちゃんの時に誰もが一度は読んであげたことがあるのではないでしょうか。いないいないばあの絵本など数多くの赤ちゃん絵本を手掛けているあのきむらゆういちさんの作品です。あのシリーズは絵で手掛けておられるのでこれは別の方が絵を描かれた作品です。 何が驚いたかというと、この色彩と、少しおどろおどろしいというか・・不気味な雰囲気が漂うけれど、何か読み手を惹きつける魅力があるというか。 暗いような怖いような絵がこの絵本には広がっています。 絵の具なのか油絵の具なのか・・独特の描きかたで、好き嫌いが分かれるかもしれません。 でもこの絵本は、訴えかけるものがあり、きっと共感できる部分があるはずです。 誰でも表と裏を持っていると思うのですが、そんな本音の部分、実は大きな声で叫べたら楽になれますね。 そんな動物たちの思いがこの「おもいのたけ」にどんどん込められて膨らんでいくさまが目が離せません。 なかなか奥の深いストーリーです。 幼稚園児だとまだ難しいです。小学生以上向けだと思います。
投稿日:2016/11/21
オンドロロン オンドロロンってどんな音かなあ、、、 水琴窟みたいなところで、ちょっと皮のたるんだ太鼓みたいな音かもしれないとか、考えながら読みました。 みんなおもいのたけを言ってごらんと、きのこが誘う。 みんなの思いで、どんどん脹れて行く。 みんなそれぞれぶちまけたら、すっとして良かったみたいだなと思ったら、 きのこも膨らんだ分、はじけないとダメだったみたいですね。 そしてまたどこかでオンドロロン オンドロロン。
投稿日:2016/09/16
4歳年少の娘と一緒に読みましたが,娘にはまだ少し早かったようでどこまで理解できていたか。 たぬきはきつねに,りすの子はお母さんに,猿は仲間の猿に,ぶたの女の子はいのししの男の子に,きつねはたぬきに,くまは子供達に,ヤマネコは奥さんに,みんなそれぞれ自分の思いを本人にではなくキノコに向けて吐き出します。 「大っ嫌い」だったり文句だったり,「好き」だったり「ありがとう」だったり。 自分の気持ちを吐き出せたみんなはすっきりしたのか,それまでよりもちょっとだけ仲良しに。 胸のうちに溜め込まないで気持ちを出すことの大切さを感じさせてくれる絵本でした。 本人に言えないなら誰かに聞いてもらうだけでもすっきりするものですものね! でも,色々聞かされたキノコはたまったものじゃないかもですね(笑)。
投稿日:2014/09/05
最近息子のクラスで、ちょっとした悪口?のいたずら書きがいくつかあったとか。 私自身もそういえば、言いたいけど言えなくて悶々として、やっぱり直接はいえなくて…そんなことあったなあ…まぁ今も。 そんなことを思いながら6年生のクラスの読み聞かせで読みました。 ネット上にある悪口、批判など、まったく関係ない人が見てもいい気持ちにはなれません。 でも「おもいのたけ」のような存在は必要でもあるのかな。 ただ、今、伝えるツールはたくさんあるけど、やっぱり顔を見て話したり、直接伝えたり、相手とそんな関係でいることに息子たちも努力してもらいたいな。 最後の花火を見てスカッとしながら、そんな風に思いました。
投稿日:2013/11/25
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