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柏の林の中で始まった、奇妙な即興歌合戦。 脈絡もないのですが、滑稽で妙にウキウキする夢の世界です。 佐藤国男さんの木版画が、木立の祭りを引き立てています。 シャッポという、時代を感じさせる言葉や、ちょっと乱暴な言葉づかいも、無骨な感じがして、楽しみました。
投稿日:2023/03/22
小林敏也氏の絵ではなく 佐藤国男氏の版画の絵本です なんとも独特です でも、怪しい雰囲気がぴったりなんです カバーに 詩人生野幸吉氏が解説していて 「オペレッタ」のようーとのこと なるほど そうかも! 何で??? って、思ってはいけない(^^ゞ なんだかわからない世界を 楽しむ感じですよね オノマトペ「カンカラカンのカアン」や 風にふかれて「すいすいすい」 風にふかれて「さんさんさん」 霧、「ぽっしゃん ぽっしゃん ぽっしゃん」・・・等 不思議な感性です 風の又三郎のような節も出てきます フクロウ 山の木々 「見下す」感じ 1等賞から順列を決めてみたり そうかと思うと 何度も同じやりとりを繰り返す お笑い!?みたいな 絵描きは、賢治自身なのかな? この時代に、どうしてこうな感性を 表現出来たのか 本当に感心してしまいます 版画もとにかく雰囲気ぴったり 荒削りな雰囲気 動き出すようなデッサンです
投稿日:2013/06/30
とにかく、佐藤国男さんの版画絵がすごく良かったです。 「このシリーズは宮沢賢治作品をただの、子どもの童話としてではなく、どんな年齢の人でも読めるようにと考えて作った」ようなことが書いてありました。 賢治作品は小学校の教科書などにも出てくるので、 名前を知っているお子さんも多いと思いますが、 改めてじっくり読むと、なんだか意外と難しいこといってますよね〜。まぁ、時代が時代だったから、 童話一つ書くのにも、堅苦しい言葉遣いだったんだろうとは 思いますけど。正直、私にはこの話、なかなか難しかったです。 そして、この絵本を読むまで、知らない話でした。 子どもに読むなら高学年以上でないと、ちゃんと伝わらないかと思います。
投稿日:2009/08/26
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