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何事も分かち合う、万物を神として崇める、アイヌの世界のしきたりは素朴でありながら、利他主義であり、人を思いやる倫理観念で通されています。 アイヌの採ったシャケを一匹拝借したキツネはアイヌから罵られ、小鳥も住めないような場所に追いやられようとしました。 自分からするとあまり不思議のないことが、アイヌの社会ではいけないことだと語られます。 アイヌもキツネも神の恵みであるシャケを分かち合い共存していくことがアイヌの思想なのです。 とても素晴らしいしきたり。 自己中心で排他主義にならされている現代の日本社会。 子どもたちにアイヌの社会を伝えることは、大人である自分への反省でもあります。 考えさせられる絵本でした。
投稿日:2011/09/22
折りしも、アイヌの先住民族決議の為され、図書館でこの本を目にし、思わず手にとりました。自然を敬い、物を大切にし、子どもやお年よりも大切にする社会を守ってきたアイヌの文化と考え方はこれからの世界に役立つと思います。必要な分だけ漁をし、獲り分け与え合う暮らしや、文字がなく口承文化であることにも魅力を感じていました。残念ながら差別などで苦しい歴史が今も続いていることは作者であり国会議員であるかやの氏の活動で知りました。物語の中ではきつねに漁の分け前を与えず山へ追いやろうとする人間に対し、チャランケ(談判)するきつね。それは自分のためではなくすべての生き物のため、喉も張り裂けんばかりの叫び。読む者の目にも心にも突き刺さる。絵は北海道の豊かな色彩を、落ち着いた色合いで写し取り、人物の衣装、生活用具にもわかりやすく描かれていて素晴らしい。文章が長めなので小学生以上からがよいかも知れない。
投稿日:2008/06/30
この絵本はアイヌ民族に語りつがれたむかし話です。 アイヌの人々は、しかやくまを食料にし、みんなに分け与えて生きてきました。 また、川でシャケとり、くまやキツネたちもシャケを食べ、お互いにじゃまをすることなく、幸せにくらしていました。 ところがアイヌの人がとっておいたシャケをキツネがいっぴきだけ食べたのを怒ったアイヌの人が、キツネを追い払った。 そこは 木も草もなく 小鳥も住めないはだかの山 アイヌの人は水の神さま山の神様にたのんで追い払ったんだって! キツネの涙の叫び! すさまじいものです! 私の心の奥深くにつきささるような気がしました。 キツネは、シャケは、アイヌだけが食べるものではありません。そのほかの動物たちも食べられるように神さまが与えてくれたものなのです。そう人間に叫びました。 本当に正しい叫びです! これを聞いたアイヌの人はキツネを追い払ったアイヌの人を叱り、キツネの神様におわびしました、 このお話は、アイヌのお話ですが、けっしてアイヌの人だけの話ではありません! 私たち すべての 人間に伝えるべきお話だと感動しました。 それにしても キツネ叫びのすごさ! 涙のかなしさは、迫力があります。 こころに 残ります。 「魚や木の実は、けっして人間だけがたべるものと 考えてはいけません。 動物たちと、なかよくわけあって食べるものです。」 この言葉を私たちは、語り継がなければならないと思いました。 すごい 絵本でした!
投稿日:2007/08/05
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