木版画だけど、紅葉や柿、きのこ、ススキ、栗などが
色づけされている。
表紙絵では、つり革がゆれていてバスのお客さんも楽しそう。
運転手の山田さんが、誰でもいいからバスに乗って!と
つぶやいた。明日で廃線になるからさびしいと。
それをキャッチした山の住人、動物達が待ってましたと
ばかりにバスのお客さんに変身。
山田さんは、はじめはびっくりしたけれど、
「だれでも乗れるんでしょう!」といわれて
イノシシ、熊、きつねなどをのせます。
バス代は、山の幸、ニジマスもあり、みんなに喜ばれる。
おくやま行きのバスは、今日も、おじいさん、おばあさん、
動物達みんなを乗せて走ってるよ。
私の村にもこんなバスがあればいいなあ!
道路に飛び出したタヌキが車に引かれて命をおとす事故も
なくなるでしょう。