たべもののまちABCity(小学館集英社プロダクション)
A〜Zのたべものでできた世界で一番おいしそうな街。おいしくてかわいい、ふしぎな街を一緒に探検しよう!
あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)
ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?
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「えほん遠野物語」シリーズで、京極夏彦さんが文章を書いています。(ご存知の通り、遠野物語」そのものは柳田国男さんが原作です) 絵は虫の絵本などをたくさん書かれている近藤恵美子さん。 なので、山や森の中の植物の風景に独特の世界が広がっていて見ごたえがありました。 怖い話というより、自然界からの恩恵というか、昔の日本人らしい山の神さま的存在との遭遇という、不思議な物語なので、 “怖いのがダメ!”というお子さんでも拒否反応なく楽しめるのではないでしょうか? よく見ると細かいですが、主要な線や物ははっきりわかりやすく描かれているので、読み聞かせにも使えます。 一番お薦めな読み方は、人に読んでもらってから自分でじっくりページをめくってみる重ね読みです。
投稿日:2016/07/24
柳田国男さんの名著『遠野物語』の絵本化シリーズ。 題名から霧に包まれたような印象ですが、「迷い家」なのですね。 遠野地方小国村に伝わる不思議な伝承です。 三浦家の女房が、フキ採りで迷い込んだのが立派な屋敷。 座敷には膳が並んで、鉄瓶の湯が沸いているのに、誰一人いない、 この状況、かなりホラーです。 もちろん、逃げ帰った女房ですが、後日川を流れる、あの膳に並んでいた椀。 それが、不思議な椀だったという訳です。 迷い家は、訪れた人に幸運を授けてくれる。 でも、その場所はわからない、という、その存在感がすごいです。 近藤薫美子さんの絵は、深い森の中や、静まり返った座敷などを映し出していますが、 そこここに、何かいる雰囲気の絵が、その世界観そのものです。 京極夏彦さんの文章は語りの味わい、ぜひ、じっくりと音読して楽しみたいです。
投稿日:2022/03/18
遠野あたりの山では、不思議なことがよく起きる。 五月ごろ山に入ると、遠くに桐の花が咲く美しい山が見えること があっても、行けども行けども花の咲く山に行き着くことはできな い。きのこをとりに、山奥で金のといと金のひしゃくをみつけたこと があったが、持って帰ろうとしたが、とても重くて持てないので、 目印をつけて、翌日、何人かで訪れたが、いくら探しても目印の 木さえ見つからなかったと言う。 三浦と言う貧しい家の女房が、蕗を取りに出かけた。 女房は、山で迷い込んだ館は、「迷い家」だったのだろう。 「迷い家」にたどり着いた者h、その館の物を何か持ち帰ると 幸運になると伝えられている。 「三浦の女房は欲がなくて何ももってこなかったから、 碗のほうから流れてきたのだろう」 碗を米びつの米を量る為に使うことにしたら、いつまでたって も米が減らない。そのうえ次々と幸運が舞い込み、三浦家は 村一番の金持ちになってしまったお話は、とても後味がよか ったです。
投稿日:2019/04/28
一向に近づけない花畑、決して持ち帰ることのできない金の柄杓、そして辿りついた者に幸運をもたらすという、まよい家…。 遠野物語は、遠野地方に伝わる伝説や逸話を元に書かれている物語ですが、きっとこれらの不思議な話が似合うような所なんだろうと思いました。 不思議で、美しくて、ちょっぴり恐ろしくて…。 これらの物語を知って訪れると、きっと更に味わい深い。 いつか遠野に行ってみたい、そう思わせる一冊でした。
投稿日:2016/11/02
柳田国男の『遠野物語』の絵本シリーズの一冊。 文は京極夏彦さん、絵は近藤薫美子さん。 作品によって絵の担当が変わるのだが、それぞれ画家の個性が作品の雰囲気を変え、それはそれで面白い。 この本にしても、白を基調にしたデッサンで怪しい雰囲気を醸し出している表紙をみても、「遠野あたりの山では、不思議なことがよく起きる」のも納得がいく。 さて、タイトルの「まよいが」であるが、私は最初「迷い蛾」みたいなものを思っていた。白い表紙が蛾の銀粉のようにも感じたせいでもある。 ところが、これは「迷い家」という漢字をあてるらしい。 昔、一人の女房が山に迷い込んで、不思議な館に入り込む。 「どこにあるのか、どうやって行き着けるのか」誰も判らないが、「迷い家は、訪れた人に幸運を授けて」くれるらしい。 この本ではその「迷い家」に入り込みながら何もとらずに村に帰った女房が、川の上流から流れてきた朱塗りの椀を拾い上げると、これがまた不思議なことにいくらでも米を生み出したという。 こういう欲のない人が、欲がないゆえにお金持ちになるという話はたくさんある。 この話もそういう話の一つだが、それが「家」という建物が生み出すというところにこの話の不思議さと怖さがあるあるような気がする。 そういえば、昔家が人間を飲み込んでしまうといったホラー映画があったと思うが、これもそういう類の怖さがある。
投稿日:2016/08/28
うちの子はこの絵本の題名を昆虫の蛾のお話だと思って借りてきたらしく、内容を読んでびっくりしていました。森の中に現れる不思議な家「迷い家」は、訪れた人がそこの家のものを持って帰ったら幸せになれるというものでした。うちの子はちょっと怖い感じもするこの家を見つけてみたいな〜なんて言っていました。
投稿日:2016/10/05
前から読みたいと思っては後手後手になっていた「遠野物語」が絵本で手軽に読める!と喜んで手に取ったが、絵がちょっと邪魔に感じてしまいました。 森のなかなど雰囲気が出ていて惹きこまれましたが、このクチパッチのような木霊??がどうも思考を止めてしまう。 他作品からこの画家の持ち味であるとわかっているが、この内容と風景にどうしてこんなファンシーなものを持ってきたのだろう。 ビッグタイトルだけでにスタンダードにして欲しかった。 つい先日読んだ『岬のマヨイガ』(柏葉幸子)で下敷きにされていたエピソードですね。同時期のアニメにも使われていました。 遠野物語でも有名な一話でしょうか。
投稿日:2016/07/28
ちょっと不気味な、ちょっと羨ましい、ふしぎなお話です。 川を流れてきたお椀で裕福になったなんて、まよいがを探してみたいけれど、心美しい人だから訪ねることが出来たなんて、そこのところから難しそうですね。 それでも、遠野物語の神秘的な世界を感じることが出来ました。
投稿日:2016/07/10
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