「おたんじょうびケーキ」 みんなの声

「どすこい　すしずもう」の作者、アンマサコさんの挿絵が素敵な絵本です。
すしずもうのときとは少し違い、落ち着いた色合いでかわいいケーキの世界が描かれています。
少しモヤがかかったような挿絵から、不思議な世界を感じ取れました。
途中、女の子が食べられてしまうのかとハラハラしましたが、おもしろいお話だと思いました。

表紙にひかれて、読んでみました。お菓子の世界に迷い込む、なんとも不思議な世界観のお話。どことなく「不思議の国のアリス」を思い浮かべます。そして、なんといっても、絵が魅力的で見入ってしまいました。幻想的で、素敵です！　他の絵本も読んでみたいと思います。

「ああ、こういう絵本、大好き！」
娘の横で、この絵本を開いて私は言いましたよ。
「なになに？リアルな感じが？」と聞く娘。
「うーん、リアルっていうか、リアルかもしれないけど
どこか夢の中にいるような感じが好きなのよ」と私。
挿絵だけでなく、物語もとっても幻想的で素敵です。
おたんじょうびケーキが登場するけれど、甘いものがたくさん
登場するけれど、小さな子どもよりも、大人の女性の方が
好みかもしれないなあって思いました。
少なくとも・・
「ケーキなめたからこんなことになったんじゃんねえ」と
言う、春から中学生になる娘のような世代には、ちょっと
不向きなのかもしれないな。