アメリカ・サンフランシスコで有名なケーブルカー。
バスや自動車の普及であわや廃止案がでかけたところに、
ケーブルカーを愛する市民達が反対運動を起こし、
今に至っているとのことです。
作者バートンはこの実話を基に、メーベルというケーブルカーを主人公として、
ケーブルカーの構造や交通の発達を描くとともに、
反対運動をする市民達の署名などの法的手続きまで丁寧に描きこんでいます。
トロントでは小学校低学年の社会科の教材としても利用されていたそうです。
この絵本を借りてきたら、乗り物好きな次男が早速飛びつきました。
開口一番、『ちいさいおうち』や『ちゅうちゅう』『けいてぃ』と同じ作者と見破りました。
丁寧に訳出してくださった桂さんにも感謝!です。