「いただきます」 みんなの声

春先、たんぽぽが咲き乱れる頃のお話です。
キリギリスって肉食だと思っていたのですが、
小さい時は花も食べるのですね。
たんぽぽの花や種を食べる様子がとても可愛らしく描かれ、
ほのぼのとしています。

きりぎりすと共にクローズアップされているのが、たんぽぽ。
花が咲き終わると一度倒れることを息子はちゃんと覚えていて、
「花びらがぽとんって落ちて、種が出来るんだよねー」と、
楽しそうに見ていました。

こんな感じの写真絵本ははじめてだったのですが、
けっこうすごいのですね。
4歳の息子にはちょうどいい感じでした。
お話も分かりやすく、写真も綺麗で。
想像力を育む絵本とはまた異なる楽しさがあると思います。
図鑑のような写真の羅列も子供は好きですが
お話仕立てになっていると自然と興味も湧きやすいですよね。
ストーリーありきなのか、写真ありきなのか
こんなシーンよく撮れたなって感心してしまいました。
大人目線ですが。
息子はちょうど今家でキリギリスを飼っているので
ちっちゃなキリギリスが主人公で興味津々でしたよ。

写真の絵本もけっこう面白いものだと知り、読んでみました。
新自然きらきら　シリーズです。

きりぎりすのこどもが主人公です。花や虫がきれいにアップで撮影されています。ほかにちょっとだけ、ちょうちょがでてきます。

「かふんをもぐもぐ。はなびらをさくさく。」という表現が読むと本当においしそうです。

たんぽぽが綿毛になり、綿毛が新しいたんぽぽになるということも写真でわかります。

ダイナミックなタイトルの描き方が気に入ったのでこの絵本を選びました。色々な食べ物が登場したのが良かったです。其々の食べ物がどんな役割を持っていて私たちにどんな恩恵をもたらしてくれるのかを分かり易く説明している所が良いと思いました。この絵本を読んだ後は少し苦手意識のある食べ物でも美味しく食べられると思いました。

前に、タンポポについての本を読みましたので、関連づけてこちらも。

キリギリスのこどもはタンポポの花粉が大好き！
とてもおいしそうに食べる様子が鮮やかな写真で
細かく見ることができます。
この写真はどうやって撮ってるの？なんて思うほど
植物や昆虫の表情がきれいに出てますね☆〜（ゝ。∂）

キリギリスのこどもがタンポポのわたげをつかんでる写真なんて
ナイスショット！！って手をパチパチ、拍手しちゃいました （＾◇＾）

花粉を食べてみたくなっちゃうほどに身近に感じられる。
この臨場感がたまらない写真絵本になってます。

自然がいっぱいつまった観察写真絵本ですが、ちゃんとお話になっています。
子どものきりぎりすが主人公。
”ぴぴん　ぴん”っ言葉で、子どものきりぎりすが、
初々しく飛ぶ姿が想像できます。
たんぽぽの中に顔をつっこみ、お食事しているきりぎりすに、
娘は「うわぁ〜〜。すごいね！お花食べるんだ。」
ときりぎりすの生態もわかったようです。
娘「お花っておいしいのかなぁ？」

きりぎりすの子供はタンポポが大好き！
花粉をもぐもぐ、花びらをさくさく…
「ああ、おいしい。」
でもある日、たんぽぽはたおれて、花をとじてしまいました。
何日かたつと、たんぽぽはあるものに･･･

この新・自然きらきらシリーズ、親子で大好きなシリーズです。
今回は、息子の大好きな植物、タンポポの生態にお話の焦点があたっています。
それはキリギリスの子が知らなかったこと。
でも息子は知っていたので、少し得意気でした＾＾；