子どもの頃って、みんな、ちょっとしたことを夢みるものなんですね。とんでもない夢じゃなくて、もしかしたらかなうかもしれない、かわいらしい夢を。
この絵本を手に取ったとき、「私だけじゃなかったのね、夢みてたのは」と、とってもなつかしくなりました。
うちの子たちも、このお話を聞くとき、こころなしかうっとりしているみたい。
この絵本、かわいらしい夢に合った、ソフトな愛らしい絵なんです。大人が読んだら癒されます。
私が、この絵本で好きなところはもうひとつ。
最後に「だけど いまは……あーあ もう ゆうごはん」
っていって、現実に引き戻してくれるところ。
空想の世界に行きっぱなしでは困るものね。
でも、いつかは、夢がかなったらいいね!