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心に直接語り掛けるような言葉に、圧倒されました。 文章が多いのにセリフが少ない構成から、心に浮かぶ多くの言葉を、海音ちゃんは飲み込んできたことが分かります。 病気だから。 家族に迷惑をかけているから。 もっとつらい治療を受けいている子がいるから。 この文章を書いたとき、海音ちゃんはまだ小学三年生でした。 それなのにこれほどまでに気を使って言葉を飲み込んでいることに、切なさを感じます。 ある日、海音ちゃんはオーバーテーブルの裏に寄せ書きのような言葉を見つけます。 それはかつてそのテーブルを使っていた子供たちからの言葉でしたが、海音ちゃんはそれを見て涙を流します。 絵本の趣旨と異なるかもしれませんが、そういうものを見つけないと泣けないのか、そんなにも我慢しているのかと思って、さらに切なくなりました。
投稿日:2023/07/13
小学3年生がこんなにもしっかりと考え、思っていることを文章にしたことに驚きました。 会ったことのない人同士が送りあっていたテーブルの裏の言葉は、患者さんの本当の気持ち。 言いたくても言えずに胸にしまってあった言葉。 この作品によって、多くの人に届くと思います。
投稿日:2022/05/29
2平方mって 病院のベッド周囲 入院中の生活は全てその中 作者、前田海音さん? 2010年生まれだから 今は、5年生かな? 小学3年生の時に書いた文章だって!? すごいなぁ〜 たった9年しか生きていないのに いろんなこと考えている 家族のこと、他の患者さんのこと 自分だけが大変じゃない でも、やっぱり、辛いよ、泣きたいよ・・・ そんな時に、びっくり! メッセージを見つけるんです メッセージを伝える・・・か・・・ はたさんの絵もいいんだぁ〜 と、思ったら 編集者を介して何度も打ち合わせをして 出来上がったようです 病気にはなりたくないけれども 自分がちょっとした怪我や病院に通うことで 気づくことってありますよね 自分のことだけではなく 周囲のお友だちの様子に目がいく時期に ぜひ、出逢ってほしい作品だと思います
投稿日:2022/02/07
小学校三年生の女の子の作文が元になっていると知り、興味が湧いて読んでみました。読みながら驚きと同時に涙が溢れてきて、こんなにも強くて聡明な女の子がいるのかと、とても感動しました。 自分の病気とそれに関わる家族やまわりの人たちへの思い。闘病生活は経験者にしか分からない壮絶な毎日なのだと思います。 「選ばないでくださいと思った。」の一文は一番の本音なんでしょうね。口には出せない思いと自分自身を納得させながら綴った決意。そんな海音ちゃんの心の中をはたこうしろうさんの絵がリアルに表現しています。ぜひ多くの方に読んでもらいたい一冊です。
投稿日:2022/02/03
NHKの昼前の情報番組の新刊の本紹介コーナーで、この本が紹介されていて、ながら見をしていた私は、題名を聞いて、きっとベッドの上での自由な空想とかを書いた本なんだろうと勝手に思い込んでいました。 ところが、表現の仕方が分からないのですが、冷や水をかけられたというか、そんな甘っちょろい本ではなくて、そんな風に勝手に思っていた自分自身を恥じました。 この話は、小学校3年生の作文?かなんかが絵本になったそうで、作者の前田海音ちゃんは、3歳の頃から病気と共に生きているそうです。 病気と一緒に生きている子は早熟なのかもしれませんね。 小学3年生で、充分すぎるほど孤独と対峙していながら、周りを思いやる心の深さに、言葉が出ませんでした。 この本は、彼女の決意のような気がしました。 読んでよかったです。
投稿日:2021/12/06
はたこうしろうさんのイラストに惹かれ、手に取りました。 予備知識なしに読んだのですが、後から小学3年生の作文が絵本になった作品と知って、胸がいっぱいになりました。 3年生の女の子が、厳しい状況の中で、必死に生きる姿が描かれます。 嘘のないストレートな気持ちというのがよくわかり、感動しました。
投稿日:2021/10/13
小学3年生の海音ちゃんの作文を下地にした絵本です。 タイトルの二平方メートルって何だ? と思いながら本を開きました。 主人公海音ちゃんは、病気で長期入院している。 自分の動ける範囲は、ベットの中だけ。 それを表現したのが「二平方」だったのです。 つらい入院生活だろうに 家族に、自分が入院することによる負担が行くことを とても心苦しく思っている様子の海音ちゃん。 子どもって、実はこういうことに敏感なんですよね。 私自身も、子供のとき、 自分の体のことで通院を繰り返していた時 親の顔色を窺っていたことを思い出しました。 オーバーテーブルの裏の落書きは そんな狭い世界を共有する(した)子供たちとつながることなのかもしれません。 すてきな文章でした。
投稿日:2021/08/30
何から何まで驚きと感動の絵本です。 小学校3年生が書いた作文が基になっているとは思えない、明確さ、観察力、主張があって、しかもこのお話の主人公の海音ちゃんは、難病と闘い続けている闘病者本人なのです。 不安、孤独感、家族への申し訳なさを常に抱えながら、この作品ができたのは作文から2年後です。 その間、海音ちゃんの心はぶれずに前向きなのでしょう。 二平方メートルの世界が、区画されたベット空間だとわかった時、 悲しい内容を想像しました。 書かれていることは、健常の自分たちが経験することのない、厳しい世界であるには違いありません。 決して、病状が良くなったということでもなく、むしろ海音ちうゃんは来年に長期入院を控えているのです。 でも、オーバーテーブルの裏に書かれた、多くの病人たちのメッセージが海音ちゃんを勇気づけたように、私たちの方が、海音ちゃんの決意に勇気づけらたように思います。 この絵本の感想というよりも、海音ちゃんにエールを送りたいと思います。 中学生になった海音ちゃんに会いたいです。
投稿日:2021/08/16
実在のお子さんとはたこうしろうさんのコラボ作品であるというのが、リアルで心に響きます。 私も幼児期に1ヶ月ほど入院したことがあるのですが、40年近く経つ今でもその光景や出来事は走馬灯のように浮かび上がるのです。 検査での注射や同じ子供病棟の子達・・・日常とは違う感覚や気持ち・・・。 子供の頃の記憶なのに、残っている忘れられないって、子供にとって入院生活ってすごく大きなことなのだと思います。
投稿日:2021/08/13
二平方メートル? その不思議な題名と、はたこうしろうさんの絵に惹かれて手に取りました。 脳神経の病気で入退院を繰り返す小3の前田海音(みおん)さんの作文が基になった作品。 二平方メートルとは、病室の、カーテンで仕切られたベッド周りのことなのです。 ノンフィクション文学賞を受賞しただけあって、その文章の深さに圧倒されます。 自分の気持ちに素直に、伝え手としての覚悟も持って。 まだ子どもなのに、深い視点に驚かされます。 家族や、同じ境遇の子どもたちにまで思いやりがあり、自らをしっかりと支えている強さを感じました。 はたこうしろうさんも、子どもの頃に入院の経験があり、共感しながら絵を添えています。 現実と向き合っている姿、しっかりと受け止めましたよ。 オーバーテーブルの裏のエピソード、多くの子どもたちの気持ちを伝えてくれて、ありがとう。 小学生くらいから、きっと多くのことを受け取ることができると思います。
投稿日:2021/06/10
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