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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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からすたろう」 みんなの声

からすたろう 文・絵:八島 太郎
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1979年05月
ISBN:9784039600400
評価スコア 4.77
評価ランキング 664
みんなの声 総数 52
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52件見つかりました

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  • 子供たちにはどううつったのだろうか

    絵もお話の舞台もだいぶ昔ですが、現代にも通ずるものも多くあります。「ばかにしていい」「蔑んでいい」存在だと思われる子は、残念ながらクラスに、学年に一定数いた気がします。本当はそんな人間一人もいないのに。最後にからすたろうの学校のみんなもそれに気づけてよかったです。

    投稿日:2024/05/01

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  • とてもいいお話でした

    テレビで紹介されていたので、手にとりました。表紙やタイトル、作家名は聞いたことがあったけど、きちんと読んだことなかった絵本でした。グッときました。こんないいお話だったのですね。出てくる先生がとてもよいです。他の絵本も見てみます。

    投稿日:2023/08/29

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  • 考えさせられます

    クラスにいる、一風変わった少年。

    クラスのみんなの、彼に対する扱いは、心が苦しくなるところがありました。
    けれど、差し伸べてくれる手があり、彼の、彼だけの力が発揮されて、みんなの見る目が変わった時、お話の空気も変わります。

    それぞれの個性をどうやって引き出していくのか、その個性をどうやって認めるのか。
    いろいろと考えさせられるお話でした。

    投稿日:2020/04/19

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  • 一筋の光

    目立たず、みんなから「ダメなやつ」と思われているような子でも
    なにかきらりと光るものはある。

    かなり古い本なのに
    今まさに叫ばれているような、
    「ひとりひとりを大事にすること」が描かれていました。

    私自身も生徒・学生時代を通じて、いろんな先生と出会いました。
    中には、ずっと傷となるような言葉を投げた先生もいます。
    先生だって人間なのだから
    間違いもあるでしょう。
    でも、先生だからこそ、
    ひとりひとりの心の扱いに関する「取り組み方」について
    間違いがあってはいけないのではないかと思いました。

    投稿日:2019/05/17

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  • 恩師にささげた絵本の名作

     この絵本の、日本での初版は1979年だが、元々はアメリカで『CROW BOY』として1955年に出版されています。
     作者のやしまたろう氏は1908年に鹿児島で生まれたれっきとした日本人です。
     日米開戦が起こる前、1939年にアメリカに渡って、そこで絵画や絵本創作の活動をしていました。
     やしま氏のそんな絵本がアメリカから遅れること24年、日本で出版されることになった時、やしま氏はどんな感慨をもったことでしょう。
     日本版の絵本には、つまり1979年3月12日と日付の入ったやしま氏の献辞がついています。
     献辞には、この絵本を二人の恩師にささげる、とあります。

     この絵本の主人公、後半に「からすたろう」と呼ばれるようになる少年は村の小学校にはじめてはいった頃からしばらく級友たちから「ちび」と馬鹿にされ、のけものになっていました。
     少年にとってつらい学校生活が5年も続いて、6年生になった時担任の先生が変わります。新しい先生は少年にやさしく、少年の長所もたくさん見つけてくれました。
     そして、その年の学芸会の日、先生は少年にも時間を与えます。
     少年が演じたのは「烏のナキゴエ」。
     少年は実に見事に烏の鳴き声を演じました。
     何故少年が「からすたろう」と呼ばれるようになったか、もうおわかりでしょう。
     このなきごえを聞いた級友も大人たちも、少年を馬鹿にはしなくなったのです。

     人には個性があります。その個性は特に隠れたままの時もあります。
     それを見つけ出してくれる人こそ先生なのかもしれません。
     おそらくやしま氏にも、少年の担任となったような先生がいたのでしょう。
     だから、この絵本の日本版に恩師への献辞を書いたのだと思います。

    投稿日:2018/11/11

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  • ジーンときました

    5歳の娘と一緒に読みました。
    娘よりも私の方がジーンときました。
    その子を色眼鏡で見ず、その子の本当に良いところを見つけて引き出していける先生。本当に素敵です。
    昔のお話なのでしょうが、ぜひ現代でもこのような先生がいらっしゃることを祈ります。

    投稿日:2017/03/27

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  • いつの時代も白か黒

    • もゆらさん
    • 50代
    • その他の方
    • 神奈川県

     作者やしまたろうの実話だとすれば、もう100年前のおはなしです。
    仲間はずれなのか、仲間はずしなのか、変人扱いなのか、個性発見なのか、
    ひとはさじ加減ひとつで、こんなに大きく評価が変わるものかと、
    作者の人生を重ねながら感じ入りました。
     ひとはひとりとして、同じひとはいないことを知っているのに、
    白か黒かを求めて群れようとする。ひとを尊ぶこころをいつどこで、
    計るようになったのでしょう。
     結末はハッピーエンドですが、問題提起の重さは、テラトン級です。

    投稿日:2014/12/14

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  • 教育とは

    レビューを書いていたような気になっていました
    久しぶりに
    じっくり読んで
    また、う〜ん
    と、考え込みます

    捉え方、視点をいろいろ
    考えます
    皆さんのレビューも
    とても参考になりました

    教育ーの原点
    師ーという存在
    出逢・めぐり合わせ・ご縁ーのすごさ

    いそべ先生に出逢わなかったら
    たろうは「チビ」のままだったのでは
    ないでしょうか
    たった1年で
    激変する様
    変わったのはたろうではなく
    周囲の人達の気持ちです

    本来の「教育」とは・・・

    考えさせられます
    秋頃の学習発表会の時期に
    小学校高学年に
    読み聞かせしたいと
    強く思いました

    投稿日:2014/04/01

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  • もしかして著者もこういう人だった?

    「ちび」と呼ばれ無視される変わり者の男の子。でも研究したカラスのいろんな鳴き声を発表すると、みんなの目が変わり、優しくされ「からすたろう」と呼ばれるようになります。

    結末はまあ良いのですが、現実はこんなに上手くはいかないように思うのと、冒頭がかなり偏屈なおかしな男の子なので、ちょっとどうでしょうか?それと、絵が怖い。子供にはちょっとどうかという気がします。

    投稿日:2012/04/19

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  • 静かな優しさ・・・

    「ありがとうフォルカー先生」と近いものがありますね。
    教育とは何か?
    こんなに古い絵本なのに、現代にも通じる思いが詰まった絵本です。
    幸いなことに、私自身も学校に馴染めず、勉強についていけない子供でしたが、見守ってくれる先生に出会えました。
    先生との出会いは今も、私の人生そのものを導き、照らしてくれています。
    すべての子どもたちが、その才能に気づき、守ってくれる誰かと出会えますように。
    心から願います。

    あえて言えば、言葉遣いが古いため息子には理解しがたい部分がありました。「とんま」って何?と聞かれても、正確に答えられない母です。
    他にも数箇所、若輩者には訳せない単語がありました。
    そんなこちらの都合で☆4つです。

    投稿日:2012/02/05

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