かばくんの肌、ざらざらしていそう。
大きな大きな口、飲み込まれそう。
のっしのっしと足音が聞こえてきそう。
動物の絵本は数あれど、実際に動物園に行って、
かばくんを見ている感覚になるのは、本当に少し。
この絵本は間違いなく後者です。
岸田衿子さんのリズミカルな言い回し、
中谷千代子さんの圧倒的な絵の力、
大人は「ホンモノを見た!」という気がジワジワしてきます。
こどもは自然な感性から「おもしろい!」とグイグイ
引き込まれていきます。
ずっとずっと残って欲しい、
いつのこどもたちも読んで欲しい1冊です。