これぞ日本のサクセスストーリーですね。
こういう明るい展開になっていくお話は、大人も子供も楽しくて気分が良くなってきますので、寝る前にはお勧めです。
恐怖の「うしかたやまんば」の後に読んだのは正解でした。
あまり深くこのお話について考えたことはありませんでしたが、この本を読んで思ったのは
確かにこの若者は超ラッキーでついていた。でも、ただそれだけじゃない。この若者が、真面目な性格で、人に親切な優しい性格の人だったから、運がついてきたのかな?
ということです。
ダイジェストみたいな昔話本だと、そこらへんの思考にはならないのですが、この本みたいに、若者がものを交換するいきさつがくわしく描かれていると、こういう風にも考えることができました。
そういう意味で、このシリーズはなかなかのオススメで、大人としては最後のあとがきも大変参考になっています。
それと、高畠那生さんが、和風な絵を描かれているのをはじめて見ましたが、好きな作家さんなのでこれもまたうれしかったです。(若干、人の顔色悪目な感じです)