3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。内田麟太郎さんの本にはいつもどぎもを抜かれますが、今回は意外や意外。なんとロマンスなのです。子供にロマンス?とちょっと早い気もしますが、心温まるお互いを思いあうやさしい心のお話です。
とげとげというとりあえずそうよばれているとげがいっぱい生えていて、だれも近づけない子がいます。ひとりで苦しんでいると、実はそのとげとげをひそかに思っていたヤマアラシくんが想いを告白、とげとげにやさしい心が芽生え、今まで無理だとおもっていたとげがやわらかくなっていくのです。心の持ち方で自分のとげも変わるということなのでしょうか。
ちょっと息子には難しかったみたいで、あまり反応はありませんでした。でも、最後にとげとげとヤマアラシくんの子供がいたり、ちょっと珍しい展開にきょとんとはしていましたね。