「わたしとあそんで」 みんなの声

今　少しだけ手が離れた子供達を見ながら思うのは
親は「多くの事を口にしなくても大丈夫」

これを伝えてくれた絵本「わたしとあそんで」

絵がすばらしい！静かな時間の流れがすばらしい！
もともと欲しくて欲しくて　やっと見つけた絵本。

このお日様のようになりたい！
曇りの日も雨の日も　優しく見守るお日様でありたい！

これからもずっと忘れないよう　時々開いて見てしまう絵本です。

表紙を見た瞬間に娘とそっくり！と思った絵本です。主人公は幼稚園児ぐらいの女の子です。虫や動物と遊びたくてついつい追いかけてしまう女の子ですがみんな逃げてしまって・・・。でも読み終わったあとに羨ましくなります。あと私は個人的にお日様の絵が大好きです。

読み聞かせの会で、絵が淡いので見えにくいかなと思いましたが、幼児さんたちもじっと聞いてくれました。

文章にリズムがあり、声に出して読むと、とても読みやすかったです。

内容的にも、はっとさせられて、そして優しさにあふれた素敵な絵本です。

娘といっしょに森へ散歩に行くと、毎朝いろんな生き物に出会います。この本に出てくるバッタ、うさぎやりす、かけす、ヘビやシカも見かけます。そして、この女の子と同じように、娘も全速力で駆けていって、つかまえようとしては逃げられ・・・の繰り返し。この本を読んだら、動かずにじっと待っていられるようになるかな？と、淡い期待を抱いていましたが、やっぱり「追いかけたい！」という本能のほうが勝るようで（！）未だに「おともだち」はできません。それでも、鳥や動物や虫に出会ったときに見せる、ぱっと輝くような娘の笑顔は、森の生き物からの贈り物、と私は思っています。そして、｢エッツも、１００年前に、ウィスコンシンの大きな森で、生き物たちと遊んでいたのかな？｣と、樫の木の森を歩きながら、過去に思いを馳せています。

ちょっと内気そうな女の子が、もりへ出かけていろんな生き物をみて、はじめつかまえようとし、逃げられてしまい、つぎに「あそびましょ」と言い、逃げられてしまう。
つぎにみていることにし、おとをたてないようにしていると…

女の子の微妙な変化と、静かに戻ってくる生き物たちのようす、そして、何より、目だけになったかのような子供の表情の変化がよく描かれていると思います。

とびきりの笑顔に変わるシーンにも、とてもひきつけられます。

　人との間合い、動物との間合い、かかわりあうなかで、自然と距離を覚えることって大事です。
　この本は、そんな感覚を絵本を通じて、しみじみと教えてくれるような気がします。
　道で、先を急ぐ人にさっと道をゆずってあげたり、大人でも、そういった感覚の持ち主に出会うと感動します。
　日本人は本来、そういった感性がすぐれているといわれていますが、昨今の世の中では、だらしがないほうばかりがめだちますね。残念なことです。
　せめて、わが子には、そうなってほしくない・・・と思いながら、静かな気持ちで、堪能しました。

この絵本、まずは表紙がとっても印象的。
やわらかい黄色い表紙だけで、もう何だかワクワク。
黄色ってお日さまの色だからでしょうかね♪

原っぱへ遊びにいった女の子（私）。
「バッタさん　遊びましょう！」
っていって、捕まえようとするんだけど、
どっかに逃げちゃった。

同じようにウサギも、カメも･･･
みんなどっかに逃げちゃった。

だれも遊んでくれないので、
池のすみの石に腰掛けて
じっと中を覗いていると･･･

子供って、ついつい動物達がくると大はしゃぎ。
でも実際はそれではね･･･

調和って大切なのねって思わせてくれる絵本の１つです。

派手さはないけど、本当素敵な絵本です♪

子供は動物が好きですよね。こんなふうに動物たちとなかよくなれたら、子供はとってもうれしいでしょうね。うちの子供は読みながら自分も「うさぎやかめやかえると遊んだことがあるよ」と言っています。おひさまがずーっと女の子を見守っている絵があたたかいです。最後のページの女の子のうれしそうな顔をみていると、こちらまでうれしくなります。

　娘が３歳の頃から、何度となく読み聞かせてきたお話です。今、娘は　４歳半になりましたが、娘の反応が随分変わって来て面白いなあ、と思いました。
　お話の中で、野原に遊びに行った女の子が、動物や昆虫たちを、闇雲に追いかけ、逃げられてしまうのですが、３歳の頃は、「どうして、バッタさん、逃げちゃうの』とか不思議がっていましたが、最近は、「そんなに追いかけたら、びっくりするよ」と言っています。野生の生き物への接し方を、この本から学んだのか、それとも、実生活から学んだのか分からないけど、この本を巡って、娘の成長を垣間み見る事ができました。

これって、本当にわかりやすい言葉で、シンプルな絵で、情景が良く浮かぶ。
でも、この本、今大人のわたしが読んでも、心に響くのね。
様々な動物が逃げていったり、また寄って来たりするたびに、
人にもいろんな人がいて、相手のことをよく観察したり、気遣いも大切だし、
話題の選び方も大事、色々あるよなぁ・・・。大人のわたしは思います。
一方的なアプローチじゃ、親密な関係は作れないこと。
そんなことを、考えながら。

ゆったり流れる、この本のなかの時間。
心が落ち着きます。