「どこどこどこどこどこどこセブン!」と言いながら、子どもが右頁と左頁を真剣に見比べています。こっそり後ろにまわってページ下に添えられた2行のメッセージを音読したら、一瞬、見比べるのを止めてこちらを見たけれど、すぐに間違い探しに戻りました。クリスマスの本を探してたどり着いたこの本、鮮やかな赤色が印象的で、日本語だけではなく英語も添えられていることに違和感がなく、本棚に並べると少しだけ背表紙が主張してくる感じがクリスマスの高揚感と重なります。残念なことがあるとすれば、ホームページの宣伝枠のデザインなのか色なのか、この本の装飾の良さを反映しているとは言い難く、イメージが伝わっていないように、個人的には思われる点です。写真が鮮やかなのに温かいことが、本を開かないと伝わらないのです。