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日本人にとって桜はやはり特別なものなのでしょう。見開きに描かれた美しい満開の桜はお話をみなくてもまさに「お見事」。お話を読んでからはさらに盛り上がります。おじいちゃんは桜の山だけでなく、孫に人を思いやる優しさ、木を育てる喜び、自然にふれあう楽しさなどたくさんのものを残しました。 孫はおじいちゃんの病気が良くなるように何度も桜の木にお祈りします。最後に2人で山に登ったとき、桜の木がおじいさんにその事を教えるみたいなんです。 この作家の方の絵がまた素敵で、文章も余計なところがなく本物の良書です。うちの娘は祖父から海の怖さ、楽しさを教わっています。たくさん思い出を残してほしいです。
投稿日:2006/11/14
「まいごのどんぐり」と同じ作者。また違った感動が得られる絵本です。 じいじの育てたさくら山。冬の間、病気を治してほしいとなんべんもなんべんもさくらに願い続けたぼくの想いが届いて、じいじは最後に咲き誇るさくらを一目見る事ができました。その見開き一面に描かれたさくらは、まさに「おみごと」ちびすけだけでなく、私も泣きたくなりました。絵を見て泣きたくなったのは、もしかしたら初めてかもしれません。素晴らしい絵、そして心にしみるお話です。
投稿日:2006/11/01
私の姉が、「すてきな絵本みつけた」と教えてくれたのが、この絵本です。 実際に手にすると、まず、絵にくぎ付けになりました。優しさ、力強さが入り混じった絵。すてきです。 中身はというと…涙なしには語れません。 孫の言葉に「なんも、なんも」と答えるじいじ。 言葉は、少なくても、しっかり伝わるじいじと孫の絆。 お互いを思う気持ちにジーンとなります。 我が家にも、孫とじいじがいて、とっても仲良し。私の入る隙などなし(!?)状態です。2人の関係もこうなって欲しいとひそかに望んでる私です。
投稿日:2006/09/26
今は、おじいちゃんやおばあちゃんと暮らしてる子供が少なくなりましたよね? たとえ一つ屋根に住んでいても、2世帯完全別居型とかが多いように思います。 このお話のメインは、おじいちゃんが嬉しいことがある度に少しずつ植えてきた桜が、いつしかすごい桜の山になったというものですが、物語の中でやり取りされるおじいちゃんと孫の男の子の会話が、読んでいて心温まる内容でした。 おじいちゃんと孫の絆って、いいな。そう思える絵本でした。
投稿日:2006/03/28
さくら山で木の面倒を見ているじいじと孫。 こんなゆったりした世界を持つ孫はうらやましい。 じいじが具合悪くなった時、 さくらの木に一生懸命じいじを治してくださいと祈る。 じいじは満開のさくらを一緒に見てから、 ことん、と亡くなります。 満開のさくらが美しい。 さくらが咲くたびにじいじを思うんだろうなぁ。 ゆったりした時間、子どもに持たせてるかな。 ちょっと反省。
投稿日:2006/03/22
泣きました。キュっとなりました。 文中にある『じいじのふっくらした声で 「なんもなんも」』の部分。どういう風に読めば ふっくらした声の表情が出るか考えてしました。 桜の絵に力があります。 命の尊さをこの桜の絵によって表されている感じがしました。 たまたまみつけた本、久々に読む感動作です。
投稿日:2006/03/10
図書館でこの本を見つけたのですが・・ 何気なくパラパラと内容を読んでいたら、おじいちゃんと孫との暖かい雰囲気が伝わってきます。 おじいちゃんに、あいたくなると6歳の子どもは「じいじのさくら山」借りてきて〜といいます。 命の大切さ、人は死んでしまっても、その人の心の中で生きているということを、亡くなった人のことを思い出して思い出話をしてもいいんだよ〜そんな子どもにとってはむづかしことも・・・ 絵本を通じてはなすここができますよ!!おすすめです!!
投稿日:2005/07/02
まいごのどんぐりも、胸が熱くなるようなジーンとする気持ちになったのですが、このじいじのさくら山も胸が熱くなり、おじいちゃんの優しさ、まごの優しさがジーンとしみわたります。 まいごのどんぐり同様、我が家の大切な1冊の本になりそうです。
投稿日:2005/07/03
じいじは いつも おれにいう「ちびすけ、桜見に行こう」おれは いつも「うん」という という孫とおじいさんのお話。嬉しいことがあるたびに桜を植えてきたじいじ。桜の山へ行く途中いろんな遊びを教えてくれたりするじいじ。「じいじは すごいな」おれがいう「なんも なんも」じいじが わらう そんなじいじが病気になり、心配するおれは桜の木に病気を治して下さいとお願いに行く。あたたかい春、桜が好きな私はこの本に吸い込まれてしまいました。
投稿日:2005/03/28
本屋の新刊コーナーでみつけ、これからの季節にちょうどよいと思い手に取りました。 児童文芸新人賞受賞作家ということで、さすが!と納得。 じいじが植えたさくら山のさくらの木。2人はいつも一緒に見に行きます。じいじは山でいろんな事を教えてくれて、孫のちびすけは、「じいじはすごいな」「なんもなんも」そんなやりとりが、とても微笑ましいです。 でも雪の降った日、じいじは病気になってしまうんです・・・ おじいちゃんが孫を想う気持ち、孫がおじいちゃんを想う気持ちがとっても伝わってきました。 絵もとてもすばらしく、どんどん引き込まれる作品です。 ぜひ、大人の方にも読んでもらいたいです!
投稿日:2005/03/05
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