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ペツェッティーノ」 みんなの声

ペツェッティーノ 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1978年06月
ISBN:9784769020073
評価スコア 4.53
評価ランキング 7,172
みんなの声 総数 35
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  • こなごなじまから帰って

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子2歳、男の子0歳

    小さくてなんのとりえもないペッテェッティーノは
    だれかのぶぶんひんなんだと思いこみ
    周りのいろんなことができるものたちに
    君たちのぶぶんひんでないかと聞いて回ります

    なによりもジーンときたのは
    こなごなじまでこなごなになってしまったのに
    「やっぱり自分は粉々になってしまうほど役に立たないんだ」と
    ネガティブにとらえずに
    自ら自分自身を拾い集め立ち上がるようすに胸が熱くなってしまいました
    自分探しにきたたくさんのものが
    粉々のまま立ち上がらぬままこなごなじまに埋もれているかもしれません。でも自分もぶぶんひんでできていると「じぶんはじぶん」と
    気づき力強く帰っていく様子に私まで元気をもらいました

    投稿日:2011/12/03

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  • グラフィカルな作風が印象的

     いかにもデザイナーらしいグラフィカルな作品。表紙の絵も「ペツェッティーノ」という題名も「何???」という印象です。そんな不思議さに魅かれて読み進めると、かなり奥が深い内容。自分は小さいから「とるにたりないぶぶんひん」だなんて思っていたけど、自分探しの旅で自分自身に気がつくストーリー。子供にはちょっと難しいかなと思うけれど、この図形的な登場人物たちを楽しめるのは、逆に想像力豊かな子供たちかもしれません。
     最後は、この小さなペツェッティーノを、周りのみんながうれしそうに迎えているので、笑顔で終われます。幼い子がプチ家出をして帰ってきたらみんなが暖かく「おかえり」と言っているようなイメージを受けました。

    投稿日:2013/06/14

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  • 以前中学校で朝の読み聞かせをしていた時に、必ず一回は読みたいと思ってリストに加える作品でした。
    短い話のなかで、だれもがばくぜんと感じたことがある不安をするどく描いて、みごとに解消しているストーリーとコラージュをつかった他にない絵は、思春期の中学生にもつよく印象に残るようです。
    読み継がれた絵本で紹介をしながら、たぶんのびやかで、美しいであろう原画をみせてあげたいといつも思ってしまいます。

    投稿日:2011/11/28

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    1
  • 自分探し

     ペツェッティーノの自分探しの旅のお話です。「自分探し」は、今はめずらしくないですが、30年も前に描かれているのがすごいです。

     小さなペツェッティーノが、大きなものに属したい、という気持ちはよくわかります。旅に出て、とことん自分と向き合う姿が印象的でした。
     
     冷たい、と思っていたおおきなものたちが、旅から戻ってきたペツェッティーノを、あたたく迎えてくれた場面がよかったです。
     見た目ではなく、精神の大きさに気がついたペツェッティーノが、うらやましいです。

     哲学的な寓話も、おしゃれで楽しい絵なので読みやすかったです。
     読む人によって、いろいろに解釈できるお話だな、と思いました。

    投稿日:2011/11/23

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    1
  • 自分探しの哲学

    「じぶんを みつけた ぶぶんひんの はなし」という副題に惹かれました。
    『Pezzettino』が原題。
    オレンジ色の四角がペツェッティーノ 。
    自分を、誰かの部分品に過ぎない、と認識していたので、
    その誰かを探しに行くのですね。
    そして出会ったのが、不思議な生き物たち。
    おそらく、動物や鳥や魚でしょうが、それらが、モザイク状の造形で登場します。
    あたかも、部分品の集まりのような姿で。
    もちろん、どの生き物たちも、自分ではない、とあしらいます。
    思い余って訪ねた相手から、「こなごな島」へ行く事を勧めてもらい、
    行った先での出来事が、なかなか衝撃的です。
    自分探しの哲学、でしょうか。
    さらには、ラストの光景が、何とも温かいです。
    やはり後半の展開が滋味深いです。
    やや抽象的で難しいですが、小学生くらいから大人まで、体感できると思います。

    投稿日:2018/06/13

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  • どんな自分でも

    哲学的なおはなし
    レオ・レオニさんらしいですね
    小さなオレンジ色の四角1個で出来たぼく
    自分は誰かの部分品なんじゃないか?
    と思って聞いてまわります
    聞いてまわる相手は抽象的ですが
    色とりどりの四角で出来たなにかしらの動物を
    想像させるつくりです
    最後に答えを見つけた彼
    部分品っていう言い回しが
    日本語にはなじみがなく
    きっと英語では「パーツ」とかだったのかな?
    なんて思いながら読みました
    発想やお話自体は、独創的でおもしろかったです

    投稿日:2016/01/16

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  • 部分品が大海原に出て行くページの大海原の模様、

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子2歳、男の子0歳

    よく見る模様なんですけど素晴らしい模様です。大海原に出て行く様子が物凄く伝わってきます。レオレオニさんの絵本は、全てのページの絵が額に入れて飾っておきたいくらい美しい。自分探しとか言ってる大人の方に是非読んで欲しい本です。

    投稿日:2014/10/17

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  • ペツェッティーノって何者

    表紙を見て最初に思ったことは、ペツェッティーノっていったい何者なんだろうということでした。表紙を見ただけでは、内容が全く想像できませんでした。レオ・レオニさんの絵本を読んだのは初めてでしたが、不思議な世界観にすっかり魅了されました。こども向けのような、大人向けのような、どっちとも言えない不思議な世界観です。内容も、実はとっても深いお話しだと思います。3歳の息子に読みましたが、どこまで内容を理解したかは分かりませんが、それはそれでいいのかなと感じました。読む人によって、いろいろな感じ方があるように、小さなこどもでも何かを感じとってくれたのかなと思います。一度読んで終わりではなく、今後成長とともに何回も読みたいなと思う絵本でした。読む人によって違うと思いますが、最後まで読んでみて、なんとなくペツェッティーノの正体は何か、私なりに想像できました。

    投稿日:2013/07/10

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  • 彼の名前はペツェッティーノ。ほかのみんなは大きくて、思い切ったことも素晴らしいこともできた。彼は小さくてきっと誰かの取るに足りない部分品なんだと思って、確かめてみたが…
    話の展開がなかなか面白い。本当は、誰かの部分品だろうと思わせる表現だが、実のところはどうなのでしょうか。それぞれがいろいろな色の四角からできているという発想がなかなか素晴らしい。ありそうでなさそうな、ないだろうけどありそうな、はっきり言って、なんのことかよくわからなくなってしまった。それが、このお話の面白いところだと思う。

    投稿日:2013/07/10

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  • だれかのぶぶんひん?

    • さみはさみさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳、男の子1歳

    5歳の長男に読みました。まだ少し難しいような気がしました。まず、肝心の「ぶぶんひん」という言葉にピンとこなかったようです。「ぶひん」ともまた違いますよね。

    書かれていることは理解したようですが、まだ今までの人生で自分の価値について悩んだりしたことがないだけに、内容に共感したりはできなかったようです。

    もっと大きくなってから再会したい絵本だと思いました。

    投稿日:2013/07/10

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