「王さまレストラン」 みんなの声

タイトルを見ても分からなかったけど、少し読んだら「知ってる！」と思いました。奨学生の頃に王さまはいくつかシリーズを読んでいたのでそのうちの一冊だったようです。
今読むと何と無く抵抗ある部分もありましたが、子供の頃は素直に笑って楽しんだ記憶があります。
息子もとても面白がってあちこちツッコミ入れながら聞いていました。

　おうさまがレストランを始めました。ただで食べられるすごいレストラン。でもお客さんは来なくなりました。だって、不味いんだもの〜。

　しかたがないから自分で食べようと、王さまが卵を割ったら、あら、大変！中からうさぎが飛び出してきて、無理難題を言い始め・・・。

　次々におこる奇想天外な出来事に唖然・・・としながら読みました。自己犠牲的な？「へびカツ」にもびっくり！！

　スピーディーに、すごいことがどんどんおこり、、でも、あれよあれよとおはなしは、うまーく、おさまりましたね。うまい！あっ、王さま特製のとんカツも美味しいんですよね。王さま、やれば出来るんだ〜。見直しました。

　王さまのキャラと和歌山静子さんの絵が、ぴったり。楽しいシリーズです。

４歳の息子と読みました。

人間くささ全開のわがまま王様が不思議な体験をします。
ちょっと怖い思いもします。
あれ、、今回はナンセンス色が入っている！？
面白かったです。

…しかし、息子は部分部分は笑っていたものの、
ストーリーを全部追えたかどうかはちょっと疑問。
あと半年くらいしたら、再読したいなあ。

このシリーズでいつも思うのは、大臣や召使いたちが、王様に対して結構ハッキリしてるなってこと。

相手は王様なんだから、出された料理がコゲコゲでも、ぐちゃぐちゃでも、頑張って食べそうなものですが…。

でも、ハッキリ言えちゃうところが、この王様いいところ！
そしてこのシリーズの最大の魅力！！

今回のお話の見どころは、途中から迷い込む不思議な世界！
王様も読者も戸惑いながらも、先に進まずにはいられない！
予想もつかない展開に、ハラハラ・ドキドキでした！！

自由で勝手気ままだけれど、どこか憎めない王さま。
今回はお庭でレストランを開くことに。しかも料金まで無料というからビックリ。お城の大臣や先生等がやってきて注文するけれど、どの料理も美味しくない。そのことに怒ってしまう子供らしい王さま（笑）
するとウサギや蝶、蛙といった変わったお客さんがやってきて、変わった料理の注文をします。
蛙の注文がヘビかつ…どんな出来上がりになるのかハラハラ。王さまにも苦手な物があるのですね（笑）
最後にはちゃんとした手順で作ったお料理をふるまうことが出来て良かったですね！でも、もうレストランはこりごりな王さま（笑）本当にかわいらしくて大好きです！！

王さまのレストラン！

いつも美味しいものを食べている王さまの料理なら さぞかし・・・
と思いきや・・・。

そこはやっぱり、「王さま」！

出てきたのは、家来たちも怖気付く、
（ほんとうにお腹を壊してしまいそうな・・・）
料理のオンパレードです。

しかし、この段階では、まだまだ！
ここからの展開が、「王さま」シリーズの面白いところです。

予想のつかないお客の登場に、
王さまと同じように、わたしも最初は戸惑いましたが
物語の軽快なテンポに誘われて、
ぐいぐいと引き込まれてゆきました。

みんながみんな、無茶な注文をするものだから
すこし王さまが、気の毒に思えてきたり、

でも、いつも周りを困らせている王さまだから
たまには困るのも良いのかなと思ったり・・・。

最後は、「夢をみていました」と終わるのかなあと思っていましたが
すべて本当のはなしだったようです。

最後まで予想のつかない展開は、
さすが「王さま」のシリーズだと思いました。

王さまがアニメ化されているのを知り、
ガチャガチャ玩具になっているのもみて
王さまファンが世間にたくさんいるのを今更のように知りました。
その上、新刊で、いまなお絵本化もされているなんて。
なんだなんだ、王さまってすごいんだなあ。
自分が小さなころ何度も読んだ王さまシリーズ。
今やこんなに本やＤＶＤ、グッズなどが展開していて。
あのころの私が手にできていれば・・・
かなわないことですが、
そう思えるほどに熱をあげて読んでいたシリーズでした。

本作は、中でも大好きなお話の絵本化です。
王さまはいばりんぼで不勉強でおっちょこちょい、
そんな王さまがレストラン？！
そもそも料理なんて・・・ダメなのは見え見えなのです。
お城のみんなに料理のまずさに逃げられた王さま。
突然、つぎつぎと冷蔵庫からでて来る珍妙なお客に、無理な注文、
王さまだけでなく読者も不思議さに包まれるストーリー。
バラのサラダや動物のお客さま。
ひとつひとつは幻想的なのに、
みんながそろって起こす展開はダイナミック！
へびカツとか！
王さま食べちゃうわよのうさぎの催促に、ドキドキの展開なのです。

和歌山静子さんの絵は黒い太い線、くっきりしていて独特です。
王さまといえば、この絵しか考えられません。
挿絵が少ない本でも、読んでいる時は
自分の頭の中であのテイストの王さまたちが、実演してくれていた気がします。
だからこのお話の絵本化は、こたえ合わせのようでもありました。
このお話といえばへびカツ！
工程ごとに絵付きだったのが嬉しかったです。
欲を言えば、漫画のコマみたいに、どの場面、どの行にも絵があっても良かった。
テーブルにお客、王さまだけのシンプルな絵、
これが多かったのは、もったいないのです。
ぽきぽきスパゲティなどの料理、冷蔵庫の絵がないなんて！
自分の中の王さまが、そう申しておりました。

昔からの読者と新しい読者と
同時に満足させるように描くのはきっと大変でしょうね。
ファンとして、和歌山さんにとってのうさぎ（危険なお客）にならないように、
注文は少なめにしたいです。
王さまシリーズ絵本化、これからもたくさん、お願いいたします。

『たまごがいっぱい』で、自分だけおいしい卵を独占しようとした罰があたったのでしょうか（笑）

急にレストランを開くといって、お城でレストランを始めてみたものの、お料理もろくにしたことがない王さまにおいしい料理がつくれるわけがなく、大臣たちに逃げられてしまいます。

そこで、動物たちが登場します。

うさぎやちょうちょやかえるなど、やさしそうにみえて、実にやっかいな客なのです。

私も王さま同様に、ヘビは苦手なので、ヘビのくだりは「ひえ〜」と思いながら読みました。

でも、お陰でとんかつの作り方を学んだ王さま。

みんなに得意げにお料理をふるまう王さまが、とてもかわいいです。

全ページためし読みで読みました。

お庭でレストランを始めた王さま。
お客さんが来るのですが、変わった注文が続々と入ります。
ヘビカツにはびっくりしました。ヘビカツの所は何だか妙な気分になり、他の王さまシリーズと比べあまり好きになれませんでした。

いつもわがままに突拍子もないことを言い出す王さま。今回は、料理もできないのに「レストランをひらく」と言い出して・・・「さあいらっしゃい。おまけにただよ」というセリフには笑ってしまいました。
それにしても、たまごから飛び出してきたうさぎが怖かった。。。そのうさぎにタジタジの王さまがかわいかったです。