東日本大震災。
陸からも海からも、多くのものを奪っていった津波。
いるはずの魚はおらず、そこにあるのは、人間のくらしの中で使われていた大量のモノ。
戻ってきた魚たちは、この変わり果てた景色を見て何を思うのか…。
だまってすべてを受入れるのです。
もちろん、どうすることもできないのですが、ちゃんと順応し、うまく利用すらしています。
ガラクタと化した生活用品が、美しくみえるほどに。
本当に、自然てすごいです。
次々と産まれてくる新しい命。
海にもかけがえのない命がたくさんある。
生態を越えた、未来へとつながる希望を見せてくれた一冊でした。