『A ZOO FOR MISTER MUSTER』が原題。
マスターさんが韻を踏んでいるのでしょうか。
『ふたりはともだち』アーノルド・ローベル作ということで手に取りましたが、
なんと、デビュー作。
確かに、素朴なタッチが印象的で、スタイリッシュな絵が上品です。
さて、物語は、動物園大好きな紳士マスターさんが主人公。
もちろん、動物たちもマスターさんが大好きということで起こる騒動ですね。
ステレオタイプ的なお巡りさんたちが登場しますが、なかなか小気味よい存在感です。
ハプニングの収拾は、意外にもナイスアイデアで大団円。
まあ、なんて平和な光景でしょうか。
デビュー作からも感じ取られる、物語の安定感。
やはりその実力に脱帽です。
やや長いですが、幼稚園児くらいから楽しめそうです。