3歳の娘が図書館から借りてきました。
表紙のおしいれじいさんの絵が結構オバケっぽいので、
「ほらー、もう寝ようよー。
このオバケみたいなおじいさん、おしいれから出てきちゃうかもよ?」
と言いながら読んだのですが、
どうもこのおじいさんは、おしいれから出てくることはないらしい。
おしいれに生息しつつも、
おしいれにあるいろんなものを読んで勉強して、
なかなか研究熱心です。
もしうちにこのおしいれじいさんがいたら、
娘と息子のオモチャと呼んでいいのかどうか分からないシロモノたちに、
相当困惑するだろうな。
こいのぼりを実際のオオモノと勘違いするくらいだから、
ヘビの人形なんてじいさん怖がって近寄らないかもな。
そんな事を考えながら、娘と読んでいて思わず苦笑しました。
なんでもかんでもおしいれに持っていく娘に、
「おしいれじいさんにとられちゃうかもよ?!?!?!」
このおしいれじいさんネタはしばらく使えそうです。
【事務局注:このレビューは、「おしいれじいさん」 こどものとも年中向き 2012年8月号刊行 に寄せられたものです。】