まめたは、こわがりでおくびょうものだった。いつも夜中にじさまに、しょんべんにつれていっもらう。おしっこをたれてしまうからで、ある日じさまがおなかをおさえてたおれてしまった
。あんなにおくびょうなまめたが、じさまを助けるために夜の山道を泣きながら走った走った、その勇気にお医者様がまめたをおんぶしてじさまの小屋まで来てくれた。その夜道でまめたはモチモチの木にひがついているのを見た。なんと美しいモチモチの木だったことでしょう。元気になったじさまは、「おまえは、山のかみさまのまつりをみたんだ」勇気のあるこどもだったからなといってくれた。おくびょうなまめたも勇気があるこどもになれたのだ。大好きなじさまを助けたいとおもったから。人間には弱いところと勇気と両方もっているんだね。