縄文から令和まで、日本の歴史が学べる絵本です。
子ども向けかと思いきや、昔の暮らしぶりや文化、衣服、食べ物、建物等、まさに日本の歴史と衣食住の幅広い知識満載で、大人が読んでも十分楽しめる内容でした。
縄文時代のあの有名な土偶、遮光器土偶という名前なのですね。確かにゴーグルをかけてるみたいです!
その時代の出来事がイラストで分かりやすくまとめられており、漢字にもすべて読み仮名が振ってあるので読みやすい。文字もすべて手描きで温かみがありますし、スッと入ってきます。
どの時代もポイントは押さえつつ、人名や難しい表現は省いて内容が吟味されていて、かつもっと調べたい人にはヒントになるイラストがあったり、とても考えられた内容になっていて驚きました。
たとえば戦国時代の兜のページでは、誰の兜か調べてみるのも楽しそうです。
戦時中の出来事や、自然災害がまとめてあるのも大事なことだと思いましたし、歴史といえば過去のことと思いがちですが、令和の歴史はこれから自分たちで作っていくのだという未来も感じられるところが良かったです。