インパクトのある表紙絵だし、低学年を意識した字の大きさや字幅のレイアウトも、
ほぼマイページにイラストが付いていてくれるのも、読みやすいと思います。
3世代で4世代家族が減ってきた今の時代に、思い切って大ばあちゃん(ひいおばあちゃん)を登場させ、
さりげなく「ボケ」を取り扱っていますが、子どもたちがこの本を読んで、内容についていいけるか?というと、
ちょっと難しいかなと、思いました。
タイトルの「うそつき」という部分と、「ボケ」大おばあちゃんの話が、読んだ感じではあまり
1つの話として伝わってきませんでした。
大人なので、全体を把握して理解することはできますが、
低学年のお子さんにこの本を手渡して、
はたして「楽しく」あるいは「内容を理解して、なるほど」と、読めるかどうかは疑問です。
今家族に「老人性痴呆症」の方がいる人は、読んでみてもいいかな〜と、思います。