一匹の猿が山ばかり見ていたので、今度は海へ出てみよう、と思って海へ行く所から始まります。海を見て、猿は独り言。「うみは ええなあ」。
その後彼(彼女かしら?)の独り言は続きます。
6歳の長女は「ひとりごとってなあに?」と聞いてきたので説明したところ、「ああ、それでこの物語の意味が分かった」と納得していました。
その後数日たって「独り言を言う人は寂しいのかな?誰かとお話ししたいの?」と聞くので、なんで突然そんなこと聞くんだろう、と思うとこのお話が引っかかっていたようです。
猿の独り言に対して、答える人が現れます。その後の展開に賛否両論あるかもしれません。でも、子供の心に深く届くのは間違いない絵本だと思います。