子供のころから触れてきた絵本ですが、自分に子供ができて
絶対に手元に置いておきたい一冊だと思っていたので
また買いなおしました。
まず表紙からして、その美しさにやられます・・。
黒い世界にぼわぁ・・・っと浮かび上がる色・色・色・・。
大人が眺めるだけでも何か癒される一冊です。
そして主人公のまっくろネリノは闇に溶け込み・・。
「周りと違う自分」に自信のもてないネリノ。
だけどその「黒い」という皆と違う個性によって
兄弟たちを助けることができ、最後はハッピー♪
・・でも何故だか私は少しだけそれでも寂しさが残る絵本でした。
「役に立った」ことで存在を認められるからかな・・
「ただ存在」するだけでも認めて欲しかったかも・・なんて。
それでもそれでも、大好きな一冊です。
パステルの美しさがじんわりじんわり気持ちに届いてきます・・。