レビューで前から気になっていた本でして試し読みで読ませていただきました。
少し外れた子ってどこにでもいます。息子の学年にも二人います。
2年連続でその子たちの一人と同じクラスになりました。
息子もその子たちのことが気になるようで、他の子の話題よりも多く
特に新学期はクラスで起きた出来事を話してくれます。
息子は、まだこの本の主人公のように「A君はどうしてああなのか」とは聞いてきたことがなく、
ただ、A君はそのようだと受け入れてるような感じです
長谷川君はヒ素入りミルクでこうなったそうですが、そんな事件も今は歴史の一こまのような印象でしかありませんが
当人にとっては今も続いてることなんだなーと思いました。
その事件のことに思いをはせるとともに、長谷川君の色んな行動を読んでいて、なんだか息子のクラスメイトと重なりました。
親として何とも言えずガツンとやられたような作品でした。
高学年の読み聞かせに使ってみるのもいいかなと思いました