うちの下の子が読みました。
「ざしきわらしは別にいいんだけど、なんだかよくわからない話だった」と、言われてしまいました。
たしかに、柏葉さんのお話にしては、「いじめ」と「ざしきわらし」の話を強引にくっつけられたような印象でした。
短くまとまっている方が、本離れしたきた子どもたちには読まれる可能性が高い気もしますが、やはり、中途半端にお話を削ってしまうより、しっかりと内容の濃いものが読みたいです。
でも、私的にはざしきわらしの一太郎と、主人公の資(もと)少年とのやり取り、芽生えた兄弟愛に近い友情関係は見ていてほほえましくてとても好きです。
「ざしきわらし」が新幹線に乗って東京へ行くという発想も面白いです。
字も大きく、岡本順さんの挿絵もたくさん入っているので、小学校2,3年生くらいから気軽に読めると思います。