山口マオさんの絵に惹かれて。
いるかのように人気者になりたいサメ。
どうにか人気者になろうと工夫しようとしますが…
わにわにもそうですが、山口マオさんが怖そうな
動物を描くとなぜか不思議と愛着がわいてしまいます。
サメが足をつけてもらって、
にこやかに海にあがってくるページから、
人間が逃げるページに切り替わった時の殺伐とした
色遣いも秀逸。絵なのにその場の空気を感じ、
吹き出してしましました。
内容もオチもユーモアあふれていますが、
「どういうことじゃい」
「つきのやついいかげんなこといいやがって」
などサメのちょっと乱暴な性格を思わせるセリフも
個性的で面白いです。
私はすごく気にってしまいました。
全ページでよみましたが、本物でじっくり読みたいなぁと
感じました。