愛らしいふたごのしろくまの発想に癒されます。
氷の島でのお母さんとの会話です。
数に興味が出始めた頃でしょうか、やってきた鳥の数をお母さんに尋ねるのです。
たくさんやってきて、少し回答が面倒になったのか、
お母さんが「たくさん」と答えるのが、妙にリアリティがありました。
さあ、ここからがふたごたちの感性が素敵です。
1羽やってきた鳥ですが、水面に姿が映っていたり、水中に潜ったりで、
ふたごたちは混乱するという訳です。
これは、あべさん自身の見た光景の実感でもあるようですね。
ラストの発想も素敵です。
お母さんのつぶやきに共感してしまいました。
数に興味がわきはじめたお子さんにもいいかもしれません。
でも、読んであげるお母さんも大いに共感し、癒されると思います。
何より、あべ弘士さんレポート、氷の島の光景を体感してほしいですね。